ドコモ、アプリックスの筆頭株主に

» 2005年11月30日 16時16分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 アプリックスは11月30日、NTTドコモを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表した。12月21日に、普通株式1万5000株を129億7500万円で発行する。これを引き受けることで、ドコモは14.98%を占める筆頭株主になる。

 →出資によるプロジェクト詳細

増資後の大株主構成

順位 株主 所有割合
1 NTTドコモ 14.98%
2 郡山龍 10.79%
3 日本トラスティ・サービス信託銀行 8.62%
4 ゴールドマン・サックス・インターナショナル 5.94%
5 日本マスタートラスト信託銀行 4.90%

 ドコモとアプリックスは、DoJa/Javaプラットフォームを共同開発してソフトウェア契約を締結するなど、「良好な協業関係を構築してきた」(アプリックス)。同社の組み込み向けJavaプラットフォーム「JBlend」はドコモの902iシリーズ6機種にも搭載されている(11月8日の記事参照)

 今後の3G携帯やHSDPAを含む3.5G携帯向けサービスを提供するにあたり、さらに両社の提携関係を推進すべく業務・資本提携を行う。ドコモはアプリックスに対し取締役候補者1名を指名し、株主総会へ付議するという。

 なおドコモは、現在採用しているDoJaを超えるアプリ開発を目指してサン・マイクロシステムズと共同プロジェクト「*プロジェクト」(スタープロジェクト)を立ち上げている(11月10日の記事参照)

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