ザ・センチネル 陰謀の星条旗「証拠をメールで送る」Mobile&Movie 第232回

» 2006年10月27日 17時27分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名ザ・センチネル 陰謀の星条旗(The Sentinel)
監督クラーク・ジョンソン
制作年・製作国2006年アメリカ作品


 今回ご紹介するのは、『24』でおなじみのキーファー・サザーランドと、ベテランのマイケル・ダグラスがアメリカ大統領暗殺計画をめぐり対決する『ザ・センチネル 陰謀の星条旗』。マイケル・ダクラス扮するギャリソンは、携帯端末Blackberryを活用して、犯人を突き止めます。

 ギャリソン(マイケル・ダグラス)は、十数年前の銃撃事件で、体をはって大統領を守った伝説のシークレット・サービス。皆から尊敬され、現在はアカデミーで後輩のシークレット・サービス育成にも力を注いでいます。ギャリソンは、受け持ったクラスで最も優秀だったジル(エヴァ・ロンゴリア)を、ブレキンリッジに推薦することにします。

 ギャリソンとブレキンリッジは、かつてはお互いの力を認め合う、よきパートナーでしたが、ある出来事がきっかけで友情は壊れてしまいました。ブレキンリッジが一方的に、ギャリソンを憎むようになったのです。それでも、ギャリソンは、自分の優秀な生徒をブレキンリッジに預けたいと思うほど信頼していました。ジルがブレキンリッジのもとで働くことになったその日、シークレット・サービスのひとりが何者かに射殺される事件が起きます。さっそく、ブレキンリッジとジルは、犯人を探すことに。

 殺されたエージェントの身辺を捜査しているうちに、シークレット・サービスの内部に裏切り者がいるという情報が入ってきました。さらに大統領暗殺計画に関わっているというのです。そんな非常事態に、シークレット・サービス全員に嘘発見器のテストを受けるよう言い渡されます。

 その頃、ギャリソンは、大統領夫人のサラ(キム・ベイシンガー)の警護にあたっていました。誰もが尊敬する経歴を持つ、スペシャリストのギャリソンでしたが、誰にも言えない秘密を持っていました。それは大統領夫人との親密な関係。ギャリソンも上層部からの指令で、嘘発見器のテストを受けますが、その結果がギャリソンを追い詰めていきます。

 ギャリソンの行動に不信感を抱いたブレキンリッジは、第1容疑者としてギャリソンを捕えようとします。しかし、ギャリソンは抵抗し、真犯人を自分の手で見つけようと逃げ出します。こうして銃も携帯電話も持たず、街へ飛び出したギャリソン。冷静な判断で追っ手を撒き、連絡用に携帯端末のBlackberryを購入し、情報を集め出します。すると、大統領暗殺計画の全容が明らかになっていきました。

 さらに、殺されたエージェントが何を掴んでいたのか現場まで行って調べていると、何者かがギャリソンを襲ってきました。殺しのプロの攻撃に、必死で抵抗するギャリソン。何とか助かったギャリソンは、ジルの携帯電話に連絡を入れます。

 「皆が探しています」

 ギャリソンからの電話に驚くジル。しかし、ギャリソンは真犯人が他にいることを伝え、落ち着いた口調で命じます。

 「証拠をメールで送る」

 ギャリソンは自分を襲ってきた男の指紋を取り、何者か調べてほしいと言うのです。ギャリソンの無実を信じたいジルは、協力することに。いったい、大統領暗殺計画を目論んでいたのは、誰なのか? ギャリソンとブレキンリッジの対決の結末は?

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