ウィルコムは9月28日、日産自動車の情報サービス「カーウイングス」向けに、専用の定額通信サービス「カーナビ専用サービス for CARWINGS」を提供すると発表した。まずはHDD方式のナビシステム向けに、12月をめどにサービスを開始し、DVD方式/最速ルート探索機能対応ナビシステム向けにも2008年3月をめどにサービスを始める予定。
カーウイングスは、カーナビを快適に利用するための情報サービスで、オペレーターに要望を伝えるだけで簡単に目的地設定ができるほか、ドライブに必要な情報を簡単に入手できる。ただ、従来カーウイングスの各サービスを利用するためには、携帯電話を利用する必要があった。今回ウィルコムが、日産と「カーナビ専用通信ユニット for CARWINGS」(WS012GS)を開発し、カーウイングスでW-SIMを利用可能にしたことで、定額料金での各種サービス利用を可能とした。ユニットの価格はオープンで、実売価格は1万円前後になる模様。
カーナビ専用サービス for CARWINGSの料金プランは、利用頻度に合わせて2種類から選べる。
1つは「カーナビ専用サービス・使い放題プラン」で、月額1200円で通話とパケット通信が利用できる。なおこのプランには一括払いによる割引も設定されており、12カ月分を一括払いすると1万4400円が1万3289円に、36カ月分を一括払いすると4万3200円の所3万6269円になる。
もう1つは「カーナビ専用サービス・ライトプラン」で、月間2500パケット未満の場合は675円、2500パケットを超えると1パケット0.084円ずつ加算され、1725円以上は定額となる。
なお契約時には事務手数料2835円が別途かかるほか、月額払いの料金にはユニバーサルサービス料も必要になる。
対応予定車種は以下の通り。
プレサージュ(20007年6月以降のモデル)、スカイラインセダン(2006年11月以降のモデル)、ラフェスタ(2007年5月以降のモデル)、ティーダ/ティーダラティオ(2006年12月以降のモデル)、セレナ(2006年12月以降のモデル)、ウイングロード(2006年12月以降のモデル)、シルフィ(2007年5月以降のモデル)、デュアリス、エクストレイル(2007年8月以降のモデル)
NOTE、ウイングロード(2005年11月〜2006年12月のモデル)、シルフィ(2005年12月〜07年5月のモデル)、セレナ(2005年5月〜06年12月のモデル)、ティーダ/ティーダラティオ(2004年9月〜2006年12月のモデル)、プレサージュ(2006年5月〜2007年6月のモデル)、ラフェスタ(2004年12月〜2007年5月のモデル)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.