英ARMは2月23日、小型で消費電力が低く、かつエネルギー効率に優れた組み込み用32ビットプロセッサ「Cortex-M0」を発表した。同日からライセンス供与を開始する。
同社によれば、低消費電力、小型化により、低コストのデバイス製造が可能になる。また既存のCortex-M3プロセッサとツールおよびバイナリの互換性があるため、システムコストが節約できるという。
Cortex-M0は回路規模1万2000ゲート以下、消費電力はARM 180ULL(Ultra Low Leakage)フィジカルIP使用時でわずか0.085ミリワット/MHzを実現する。この超低消費電力により、医療機器や小型の照明、ゲームアクセサリ、小型電源などさまざな分野での導入が見込めるとしている。
オランダのNXP Semiconductorsと米Triad Semiconductorが既にライセンスを受けている。
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