米NVIDIAは3月26日、米Intelから起こされたライセンス契約関連の訴訟に反訴したことを明らかにした。Intelが契約に違反したと主張している。
Intelは2月に、2004年にNVIDIAと交わしたライセンス契約について、Nehalemプロセッサなどメモリコントローラを統合したIntelの次世代CPUは対象外になるとの判断を裁判所に求めた。この契約は、NVIDIAがIntelプロセッサに対応するグラフィックスチップセットを提供することを認めたもの。つまりIntelの主張では、NVIDIAはNehalemプロセッサなどに対応した製品を作れないことになる。
NVIDIAはこれに対し、次世代CPUも契約の適用対象になると反論、米デラウェア州平衡法裁判所で反訴に踏み切った。2004年の契約と引き替えにIntelに供与しているNVIDIAの3D、GPUなどの技術のライセンスの打ち切りも求めている。
NVIDIAは「当社が論争を始めたわけではないが、Intelに当社の重要な特許をライセンスしたときに獲得した権利を守らなければならない」とし、IntelはNVIDIAに供与したライセンス権を同社が利用するのを妨害しようとしていると述べている。
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