ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

Chrome OSの登場は2010年11月ごろ まずはソースコードを公開

» 2009年11月20日 08時33分 公開
[ITmedia]

 米Googleは11月19日、Chrome OSをオープンソース化した。同OSのスクリーンショットやビデオも公開し、リリース時期が「来年の今ごろ」であることも明らかにした。

開発中のChrome OSのスクリーンショット

 同社は「Chromium OS」というプロジェクトとして、ソースコードを公開。誰でもソースコードを閲覧し、開発に参加できるとしている。

 Googleは、Chrome OSはWebを中心としたOSであり、アプリケーションはすべてWebアプリだと説明している。従来のデスクトップアプリケーションは使わず、すべてがブラウザ内で行われるため、ユーザーがソフトをインストールしたり、管理したり、アップグレードする必要はない。

 同OSは特にスピードを追求しており、不要なプロセスをすべて排除し、多くの動作を最適化し、できるだけすべてを並行して実行するようにしているという。これにより「コンピュータの電源をつけると数秒でWebサーフィンができる」とGoogleは述べている。

 またすべてのアプリケーションがブラウザのサンドボックス内で動くため、セキュリティの点でも大きなメリットがあるとしている。さらにコンピュータがOSを再起動するたびに、コードの整合性チェックを行い、問題があれば自らを修復するという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.