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Microsoft、Bingでのユーザーデータ保持期間を6カ月に短縮

» 2010年01月20日 07時55分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは1月19日、検索エンジン「Bing」に関するデータ保持ポリシーの変更を発表した。これまで18カ月だったユーザーのIPアドレス保存期間を6カ月に短縮する。

 Microsoftは2009年10月、欧州委員会の諮問機関Article 29 Working Partyから、ユーザーデータの保持期間を6カ月以下にするよう強く勧める文書を受け取った。同様の文書は米Googleにも送られている。

 Microsoftは現在、Bingの検索データを保存する際、まず個人を識別できる情報を削除し、18カ月後にIPアドレスとクッキーIDおよびセッションIDを削除していた。今回のポリシー変更でも手順は変わらないが、IPアドレスの削除を6カ月後に前倒しした。この新ポリシーは、向こう12〜18カ月のうちに実施する。同社はこの決定をArticle 29 Working Partyに通知したという。

bing

 同社が検索事業で提携を発表した米Yahoo!のデータ保持期間は90日で、EUの推奨期間を下回っている。一方、Googleの保持期間は18カ月だ。

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