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Microsoft、AndroidめぐりHTCとライセンス契約

» 2010年04月28日 19時15分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月28日、台湾の携帯電話メーカーHTCと特許ライセンス契約を結んだと発表した。HTCは、Android端末で使われている技術に関して、Microsoftに特許使用料を支払う。

 Microsoftは金額やライセンスする技術について詳細を明らかにしていない。同社は以前から、Linuxなどのオープンソースソフトが同社の多数の特許を侵害していると主張している。AndroidはLinuxを基盤としている。

 米メディアによると、Microsoftの副法務顧問は「当社は他社による知的財産侵害に一貫して積極的に取り組んでおり、Androidプラットフォームに関連する当社の懸念に対処するため、複数の端末メーカーと話し合っている」とコメントしているという。今後、MotorolaなどAndroid携帯を販売しているほかのメーカーも、Microsoftと同様のライセンス契約を結ぶかもしれない。

 HTCは3月に、Android端末をめぐってAppleから特許侵害訴訟を起こされている。今回のライセンス契約により、HTCはMicrosoftとの法廷闘争を避けられたようだ。

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