NTTコミュニケーションズとインデックスは12月21日、Androidアプリを紹介する「appliko」をオープンした。まず初心者や女性向けにおすすめアプリのレビューなどを充実させ、2011年4月には決済機能を備えるマーケット(アプリ販売)も展開する計画。Androidスマートフォンの普及をにらみ、アプリ販売を収益のメインに今後数年で50〜100億円規模に育てたい考えだ。
編集部が使用したアプリのレビューを「ゲーム」「仕事効率化」「コミュニケーション」など18カテゴリーに分類して掲載。来年3月末までにレビューを2000本以上そろえる。2月にはユーザーレビューを共有できるCGM機能も追加する予定だ。
「ネイル」「コーディネート」「雑誌」など特に女性向けアプリの情報を紹介していくほか、スマートフォン端末の最新情報など、女性や初心者に役立つ情報を充実させる。サイトはスマートフォンのほか、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)向けにも最適化し、フィーチャーフォンからスマートフォンへの乗り換えを検討しているユーザー向けにも情報を提供していく。
両社が開発したアプリを独占・先行配信するほか、4月にはアプリを販売するマーケットも開始。NTTコムのISP「OCN」料金やNTTドコモ携帯電話料金と合わせて支払いができる「NTTネット決済」機能や、NTTコムの独自技術によるレコメンド、不正コピー防止機能などを導入。開発者向けにクラウド環境の提供やAndroidマーケット申請代行などの支援も行う。
NTTコムの検索・レコメンド技術や決済機能とインデックスの携帯コンテンツ運営ノウハウを組み合わせ、NTTコムのOCN会員約800万人とインデックスのフィーチャーフォン向けサービス会員約400万人などに利用を広げていく。将来は欧州・アジアを中心に海外展開も検討する。
NTTコムの菅原英宗IPサービス部長は「スマートフォン市場は急成長している珍しい市場であり、ビジネスチャンスもどんどん増える。インデックスのコンテンツ運営実績と、NTTコムの技術を組み合わせれば絶対にいいものができる」と話す。
インデックスの小川善美社長も「フィーチャーフォンのコンテンツをスマートフォンに提供していくのは自然な流れだが、コンテンツをエンドユーザーに自分たちで届けていくことを考える必要がある。NTTコムのOCNは安心感のあるブランドであり、初心者や女性も安心して使ってもらえる」と期待している。
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