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» 2004年03月02日 17時20分 公開

Media 100の「身請け先」決まる

経営危機が明らかにされていたビデオ編集システムメーカー、Media 100に資金提供をする会社が現れた。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 マサチューセッツ州マルボロに本社を置くデジタルビデオ編集システムメーカー、Media 100は3月1日、破産事前処理の一環として、期間非拘束で事実上すべての資産をOptibaseに売却すると発表した。

 Media 100によれば、この契約により、844/X、Media 100 HD、Media 100 iなどの製品の開発、販売、サポートを行うことが可能になるという。Media 100 HDは同社の844/Xハードウェアをベースにしたデジタルビデオ編集プラットフォームとしてMacintoshに対応した最初の実装。Media 100 iはソフトウェアベースのデジタルビデオ編集ソリューションで、これもMacで動作する。

 OptibaseはMPEGエンコーディングカード、IPベースのTVストリーミング製品、マルチプレクサ、ソフトウェアといったプロフェッショナル向けビデオソリューションを開発している。ほとんどの製品はWindows OSで動作する。

 この契約条件により、Optibaseは占有継続債務者融資により最大100万ドルを提供し、Media 100の全資産を(それ以前に発行された占有継続債務者融資の総額よりも少ない)250万ドルで買い取る。Optibaseによれば、Media 100の株主がこの契約から何かを取得することはありえないという。

 Media 100のジョン・モリナリ社長は、この契約が同社を支え、Media 100 HDをPowe Mac G5プラットフォーム向けに提供できるよう、「タイミングよく結ばれた」と述べている。Optibaseによる買収のニュースが発表される1週間前に、Media 100は、新たな投資が獲得できなければ倒産を余儀なくされることを公表していた

 Media 100は、この買収には破産裁判による認可を含むさまざまな要件に左右される可能性があると警告している。この契約が成立しなければ、Media 100は再び倒産に直面することになる。

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