前回の「週末アキバPick UP!」で、読者の多くが気になったであろうパーツ「AQUAGATE ALC-U01」は、CPUクーラーでお馴染みのCooler Masterによる初の水冷キットである。夏も近づき、PCに辛い季節となってきた今日、同製品を早速入手、使い勝手を試した。
さて、登場初日からアキバの各ショップで人気を集めているというこの製品、ブルーの液晶パネルにポンプと冷却ファンを備えた本体はヘアライン処理を施したアルミボディをまとい、高級感は抜群だ。見ているだけでもメカ好きの所有欲がそそられてしまう。
本体に1基搭載するファンは、回転数を3段階に調整可能となっている。最小設定なら騒音レベル23デシベルと、真夜中に稼働させてもほぼ聞こえないほど静かだ。
対応CPUはSocket 478とSocketA、Socket754/940とひととおりOK。メーカーによりPentium 4/3.06GHzで動作検証済みなので、TDPが100ワット近いCPUまで十分活用できるだろう。
AQUAGATE ALC-U01の主な仕様は以下の通りとなっている。
電源 | AC電源、DC 12V |
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本体ファン | 8センチファン(2000/3100/4600rpm) |
ノイズレベル | 23/34/49デシベル(ファンの回転数に連動) |
ケース素材 | アルミ |
ヒートシンク | 銅 |
本体サイズ | 148(幅)×88(高さ)×220(奥行き)ミリ |
本体重量 | 2キロ |
総重量 | 5キロ |
では、早速取り付けてみよう。
箱を開けると、まず同梱品の多さに驚いた。
IntelとAMDのシステムに対応し、装着パターンごとに必要なアダプター類がすべて同梱されているので数が多いのも納得だ。CPUソケットの種類さえ違う別システムのマシンに載せ替える場合も備品を追加入手・購入する必要がないのは魅力だ。
AQUAGATE ALC-U01はスタイルに合わせて3種類の設置方法が選べるのが大きな特徴の一つとなっている。
という方法が選べる。ちなみに電源ユニットベイ部分に装着する場合は、本体の操作パネルだけをはずして5インチベイに設置することも可能となっている。
この操作パネルには、CPU温度とタンク内水温表示用の液晶パネルがついている。このなんとも考慮された仕様には脱帽だ。操作パネルの延長ケーブルは73センチと余裕の長さで、奥行きがあるフルタワーケースなどでも取り回しに苦労しない。アダプターを利用して5インチベイ1段に装着するときは、LCDだけ90度回転できる。
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