きょうは「GeForce 6600 GT」のパフォーマンスに、「お父さんの希望」が見えてきたグラフィックスカード(2/3 ページ)

» 2004年09月07日 23時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
3DMark03 Fill Rate(Multi)

3DMark03 VertexShader

3DMark03 PixelShader2.0

3DMark03 RagTroll

 まずは、価格帯的に競合する既存のPCI Express対応ミドルレンジとの比較を行った。GeForce 6600 GTはHSIを廃してPCI Expressにネイティブで対応し、NVIDIAのGPUとしては最も微細な0.11マイクロプロセスを採用するなど、GeForce FX/PCX/6800から進化している。その一方で、内蔵するパイプラインがGeForce 6800 Ultra/GTの16本、GeForce 6800の12本から8本に減らされるなど、コストを抑えるためのスペックダウンも施されている。

 このあたりのスペックを既存のグラフィックスカードと比較すると、RADEON X600XTは4本、GeForce PCX5900は(仮想)8本という構成になっている。また、動作クロックを比較してみるとGeForce 6600 GTがコアクロック500MHzにメモリクロック1GHzであるのにたいし、今回試用したGeForce PCX5900搭載カードのコアクロックが370MHzにメモリクロック700MHz、RADEON X600XT搭載カードはコアクロック500MHz、メモリクロック740MHzとなる。

 3DMark03の結果を見ても分かるように、GeForce 6600 GTの結果はGeForce PCX5900、RADEON X600XTを圧倒している。今回のテストは製品版でないことと時間的余裕がなかったことから、画質のクオリティについては言及しないが、少なくとも、ベンチマークのグラフが同一価格帯の製品でこれだけ異なってしまうと、結果をあれこれ悩むことは少ないのではないだろか。

 GPUの世代が違うことや、HSIの廃止、プロセスの微細化でダイサイズが縮小したことによる製造コストの削減など、時代的な理由もあると思うが、GeForce 6600 GT搭載製品が市場に登場した時点で、GeForce PCX 5900やRADEON X600XTを選択する理由はなかなか見出しにくいのではないだろうか(もちろん、新製品の登場によって価格が大きく下落すれば、コストパフォーマンス理由から購入する意味は出てくるだろうが)。

AquaMark3

TOMBRAIDER angel of darkness

DOOM3(timedemo demo1)

 この傾向は、3DMark03だけでなく、AquaMark3や市販ゲームによるベンチマークでも変わらない。NVIDIAがDOOM3におけるハイパフォーマンスをしきりにアピールするので、「DOOM3でハイパフォーマンスだけどほかのゲームではさほどではないかも」と個人的に疑念を抱いていたりもしたが、TOMRAIDERベンチでもRADEON X600XTを思いっきり突き放している。

 ただし、Aquamark3におけるGeForce 6600 GTとGeForce PCX5900の差は、ほかのベンチマークと比べて少なくなってはいる。軽負荷時のDOOM3ベンチにおけるGeForce 6600 GTの圧倒的パフォーマンスはいまさらなにをいわんや、である。ただ、その一方で重負荷時の結果がガクッと落ちてしまうのも、意外といえば意外だった。

 このあたり、GeForce 6600 GTの内部構造的なスペックダウンが影響していると考えたのだが、GeForce 6800搭載カードで行ったDOOM3のベンチマークでも同様な傾向が確認されているので、また、別な原因が作用していると考えるべきかもしれない。

3DMark03 Score

AquaMark3

TOMBRAIDER angel of darkness

DOOM3(timedemo demo1)

 さて、ここから先は、どちらかというと非公式的なデータとしてみていただきたい。今回のGeForce 6600 GTのベンチマークに当たっては、製品版でないこともあって、NVIDIAから適用するドライバのバージョンやテスト条件がいろいろと定められていた。例えばGeForce 6600 GTに適用するドライバはForceWare 65.76と指定されている。

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