CorelによるJasc Software買収、国内Paint Shopユーザーへの影響は

» 2004年10月18日 20時56分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 カナダのソフトメーカーCorelは10月14日、画像編集ソフト「Paint Shopシリーズ」の発売元であるJasc Softwareを買収することを発表(2004年10月16日の記事参照)した。

 その発表を受けて、同ソフトを国内で発売するピーアンドエーはITmediaの取材に対し、「そもそも国内版のサポートはピーアンドエーですべて行っているので、国内ユーザーに対しては今回の買収により何か変わるということはない。もちろん引き続きお使いいただけます」とし、既存ユーザーに対し、特別に影響があるようなことはないという。

 また「今後ピーアンドエーとしてJasc Softwareとの契約に変わり、Corelとの契約へ変更、あるいは新たに契約を行う必要などが出てくると思われるが、そのことによりどのような影響が考えられるか」という問いに対し、「現在詳しいことを答えられる状況ではない。ただし基本は今後も(Corelへ変わったとしても)、国内におけるPaint Shopシリーズの発売を行っていきたい」と、今後はCorelとの契約することにより、国内での販売を継続する予定であることを示唆した。

 なおピーアンドエーによる国内版Paint Shopシリーズは、9月15日に新バージョン「Paint Shop Pro 9」と「Paint Shop Pro Studio」を発表(2004年9月15日の記事参照)し、今月末29日の発売を控えている。

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