Mac mini成功の鍵はApple Storeだ

» 2005年01月24日 14時59分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Apple ComputerがMac miniをWindowsユーザーに販売していくためには直営店が重要な要素となる。投資調査会社Needhamのアナリストはこう考えている。

 アナリストのチャーリー・ウルフ氏がNeedhamの顧客向けにリリースした調査メモには、「宗教的とも称される」Appleにとって、Apple Storeは「信仰のための場所となりつつあり、福音の伝導に成功している」と書かれている。また、Mac miniの発表によって直営店は「WindowsユーザーをMacプラットフォームに引きつけ、Macの市場シェアを成長させるのに役立つだろう」と同氏は記述している。

シェアはゆっくりと上昇

 IDCが1月20日に発表した米国PCベンダーのシェアによれば、Appleは全米第5位で、2004年の平均伸張率を上回っているといい、全世界での市場シェアは0.1%増の3.3%に達したという。Appleの今期の成長率は25%で、業界平均の13.7%を上回っている。

 2001年5月にスタートしたApple Storeは、現在では年間22億ドルを稼ぎ出しており、これはAppleの全世界売り上げの16%に相当する。米国での小売りに占める割合で見ると、40%だ。

 ウルフ氏によれば、同社は昨年末までに101店舗をオープンしており、2005年にはさらに25店を開く予定だという。また、典型的なショッピングセンター内店舗と比べて1平方フィート当たりの売り上げは「5倍以上」だと同氏。

「Macもいっしょに」比率は上昇する

 しかし、Apple直営店を訪れたWindowsユーザーのうち13%がiPodを購入しているという高い購入率と比較して、Macを購入したWindowsユーザーは1%しかない。

 「iPodを購入したWindowsユーザーにとって、Macへのスイッチで最も大きな障壁は、“値札”だ。Mac miniは500ドルと、第3世代のエントリー向けiMacの60%の価格で、その障壁には変化が生まれることだろう」とウルフ氏。

 同氏は続ける。「Mac miniはスイッチの障害となっている価格問題をうまく取り除いた。ただ、Mac OS X向けソフトウェアアプリケーションを購入するコスト、という問題は残るが」

Mac mini、iLife、Apple Storeが約束するもの

 ウルフ氏はAppleにとっての「切り札」はiLifeだと確信している。Appleは直営店の中でMac miniをデモし、iLifeを動かしてみせれば、それが「このマシンを売るための理想的な場所になる」という。

 Appleが直営店でMac miniとiLifeの組み合わせを見せれば、iPodを所有するWindowsユーザーの10人に1人に近いところまで、Macを販売できるようになると、ウルフ氏は予想している

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