高クロックPentium 4搭載可能なパワフルスリムデスクトップ──エプソンダイレクト「Endeavor MR2000」(2/2 ページ)

» 2005年06月15日 08時00分 公開
[池紀彦,ITmedia]
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排熱処理も問題ない筐体デザイン

 冒頭でも述べたように「省スペースなのに高クロックPentium 4搭載」というのが、Endeavor MR2000の特徴、と言えるのだが、そうなると気になるのが小型の省スペース筐体で排熱処理はきちんと行えているのか?という点。

 この点に関してもとくに問題はない。前モデルのEDiCube MRでもCPUの位置をケースの端に配置して、CPUに面する筐体部をメッシュ構造にすることで通気性をよくなど、冷却性能を高める筐体デザインになっていたが、Endeavor MR2000でもその手法は継承されており、高クロックで発熱も大きい600番台Pentium 4でも問題なく冷却が可能になっている。

高クロックCPUを省スペース筐体に搭載するため、大口径ファンと筐体パネルに設けたスリットで効率よく冷却が行えるようしている

 ちなみに搭載するCPUファンは直径9センチという大型のものを採用している。また、600番台のPentium 4ではEIST機能があるので、アイドル時などCPUパワーを使わない状態の時にはCPUの消費電力が下がるため、2重の意味で安心だ。

 Pentium Dなど現在のCPUのトレンドであるデュアルコア搭載CPUは、今後更に搭載機種が増えていくと予想される。だがシングルスレッドにしか対応していないアプリケーションがまだまだ多い現状を考えると、動作周波数が高く、最新機能を盛り込んだ600番台のPentium 4が選択可能なEndeavor MR2000は魅力的な省スペース型デスクトップではないだろか。

 最後に、各種ベンチマークの結果を掲載しておく。今回試用したモデルはPentium 4 630(3.0GHz)、メモリを512Mバイト搭載している。また、グラフィックスはチップセット内蔵機能を利用した。

PCMark04
PCMark3915
CPU4553
Memory4600
Graphics979
HDD4707

3DMark03(1024×768ドット、nonAA、nonAniso)
3DMarks722

3DMark05(1024×768ドット、nonAA、nonAniso)
3DMarks310
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