お手ごろ価格の8型Windowsタブレット「8P1150T-AT-FE-Office」を試すOfficeもついて2万円台!!(1/3 ページ)

» 2015年06月18日 18時01分 公開
ココが「○」
・価格が手ごろ
・Office搭載モデルも格安
・広視野角液晶を搭載
ココが「×」
・セオリーと異なる端子類の配置
・ストレージ容量が小さい
・Micro USB充電ができない

Windows 8.1 with Bingを搭載した格安8型タブレット

 iiyama PCの「8P1150T-AT-FE」は、8型ワイドサイズ液晶を搭載した重量約370グラムのWindowsタブレットだ。2万円台の低価格から購入できるのが最大の特徴で、SoCにはIntel Atom Z3537F(1.33GHz/最大1.83GHz)、プリインストールOSには、Microsoft Windows 8.1 with Bingを導入している。

 具体的な販売価格はというと、Microsoft Office Home and Business 2013プリインストールモデルが税込み2万7864円、Officeなしモデルが税込み2万2464円、いずれも買い得感は抜群だ。Officeプリインストールモデルの評価機を入手したので、性能や使い勝手を検証しよう。

iiyama PCが販売する「8P1150T-AT-FE」は、8型ワイドサイズ液晶を搭載する格安Windowsタブレットだ。SoCにはIntelのAtom Z3735Fを搭載している。10型クラスのタブレットとしてはやや厚みがあるもののフットプリントは比較的小さい。公称の重量は約370グラムだが、実測では360グラムと少し軽かった

持ち運びに適したコンパクトで軽量なボディ

 ボディカラーは光沢ホワイト、画面の周囲はブラックだが、裏側からホワイトのカバーを被せたような構造になっている。ホワイトの表面は光沢仕上げで、やや指紋がつきやすい。それほど高級感はないものの、実際に手で持ったときに凹んだりしなったりすることはなく、堅牢性に不安は感じない。

 公称サイズは、約207×126.7×10.1ミリだ。額縁が狭く、8型クラスのタブレットとしてはスリムなサイズに収まっており、成人男性ならば片手でも無理なく持つことができるだろう。重量は約370グラムで、評価機の実測ではそれより少し軽い360グラムだった。8型クラスのWindowsタブレットとしては軽い部類に入る。

裏面。端をゆるやかに絞ったシンプルなフォルムだ。光沢ホワイトに、ブラックでボタンや端子類の内容がはっきりとプリントされているが、横位置はともかく縦位置での利用を想定するとかなり独特だ。Webカメラは192万画素

 バッテリーリポートコマンドで確認したバッテリーの容量は約18.5ワットアワーだった。公称のバッテリー駆動時間は約5時間48分と、最近のタブレットとしてはやや短めだ。

 付属のACアダプタはプラグ一体型タイプで、本体側には専用の丸型端子で接続する。実測サイズは約65×47×28ミリ(プラグ端子除く)、実測の重量は93グラムだった。スリムで軽量ではあるが、micro USBで給電ができない点は少し残念だ。

 端子類の内容は、映像出力(mini HDMI)を装備するなど、低価格タブレットとしては十分な内容だろう。ただ、裏面のプリントからしても、ボリューム調整の+−の位置関係からしても、縦位置での利用の際に端子類を下に向けて使うことを想定しているようだが、その向きで使うと電源ボタンやカメラが下にくるため、そこはかとない違和感がある。

 また、DC入力も底部にくるため、サードパーティのスタンドアクセサリーを使う時にも都合が悪いことが多そうだ。逆向きに使うのも手だが、そうするとボリューム調整の位置関係が通常の感覚と反対(+が下)になる。いずれにしても一般的なタブレットのセオリーとは異なる配置になってしまうため、慣れは必要になる。

本体長辺。横位置での上面部にWindowsのホームボタンと、ボリューム調整がある。縦位置で使う際、電源ボタンや端子類が上にくる向きにするとボリューム調整の+が下に来るなど、少し違和感のある配置

縦位置での右側面に多くの端子類がまとめられている。(横位置で)上から電源ボタン、ヘッドフォン端子、Micro USB 2.0、Mini HDMI、microSDカードスロット(SDXC対応)、DC入力(独自端子)という内容だ

付属のACアダプタはプラグ一体型タイプで、実測サイズは約53×78×40ミリ(突起部除く)、実測の重量は約157グラムだった。本体には専用の丸形プラグで接続する

バッテリーリポートコマンドで見たバッテリーの仕様。設計容量/フルチャージ容量とも18.5ワットアワーだった

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