先週の新製品で特に目立っていたのは、ZOTACのベアボーン「ZBOX MAGNUS 1070」「ZBOX MAGNUS 1060」だ。203(幅)×210(奥行き)×62.2(高さ)mmの超小型ケースでありながら、GeForce GTX 1070、もしくはGTX 1060を内蔵しているのが特徴だ。税込み価格はZBOX MAGNUS 1070が16万円強で、ZBOX MAGNUS 1060が15万円弱となる。
GPU以外のスペックはほぼ共通しており、CPUにCore i5-6400T(4コア/標準2.2GHz/最大2.8GHz)やWi-Fiアンテナを内蔵する。DDR4 SO-DIMMスロットは2基で、M.2 PCIeスロットと2.5インチSATAスロットを各1基用意する。映像出力はDPとHDMIがそれぞれ2基あり、ギガビットLANも2基並ぶ。USB 3.1端子はタイプAとCが各1基だ。電源は付属のACアダプタで供給することになる。
ハイスペックな超小型ベアボーンとしては、2016年7月に登場したIntelの「NUC6i7KYK」が税込み9万円超(当時)と高価ながらゲーマーやカスタム好きな人にヒットしているが、今回の2モデルは別の売れ方をするとみる向きが強い。
パソコンSHOPアークは「スペックと価格的に、こちらはできるだけ小型のマシンでVRをしたいという人が中心になる気がします。背面にもHDMI端子が2つありますしね。持ち運べるVRマシンという需要は今後増えてくるかもしれません」と話す。
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