コスパに優れた売れ筋モデル! H270ゲーミングにみる最新トレンド古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2017年01月23日 19時08分 公開

頑丈なPCIe x16スロットとM.2シールド搭載のH270ゲーミングが登場!

 先週は主要メーカーのH270ゲーミングマザーが続々と売り出されている。MSIから登場したのはカーボン調のシックな基板を採用した「H270 GAMING PRO CARBON」。イルミネーション機能やIntel製ギガビットLANなどを搭載し、税込み価格は2万円弱としている。GIGABYTEからはSound Blaster X-Fi MB5やイルミネーション機能、Killer製ギガビットLANなどを搭載した「GA-H270-Gaming 3」が登場。こちらは税込み1万8000円前後だ。

 また、先々週末にはASRockからも「Fatal1ty H270 Performance」が投入されている。Intel製ギガビットLANやデュアルM.2スロット、イルミネーション機能などを備え、税込み価格は1万9000円前後となる。

MSI「H270 GAMING PRO CARBON」

GIGABYTE「GA-H270-Gaming 3」

ASRock「Fatal1ty H270 Performance」

 2万円を切る価格帯で多くの付加機能を盛り込んだH270ゲーミングマザーは多くのメーカーが売れ筋になることを想定しているため、コストのかけようと削りように無駄がないモデルが多い。それゆえに、その時代のトレンドが浮き彫りになりやすい。

 パソコンSHOPアークはこれらのマザーを見比べて、「いまはグラフィックスカードをたわませないスロットと、M.2 NVMe SSDがよく冷やせるスロット、この2つがトレンドといえますね」という。

 実際、3モデルともPCIe x16スロットはスチールフレームで補強するなどして耐久性を上げており、H270 GAMING PRO CARBONはM.2スロットに排熱性に優れたシールドを用意している。「イルミネーション流行の流れで、マシンの内部を見せるのが当たり前になっていますから、不格好なたわみは避けたい。M.2 NVMe SSDは熱くなってパフォーマンスが落ちる例がよくあるので、性能重視で熱処理をどうにかしたい。それに応えるマザーが売れ筋になるんじゃないかと思います」。

 なお、M.2 SSDを冷却するアイテムとしては、アイネックスから「M.2 SSD用ヒートシンク HM-21」が税込み800円弱で売り出されている。やはりどこのショップでも好評とのこと。これらのマザーと組み合わせ使う人も多いかもしれない。

アイネックス「M.2 SSD用ヒートシンク HM-21」

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