攻めの構造と98%レイアウトの賛否はいかに? ロジクールの“コトコト”キーボード「Alto Keys K98M」を試す(1/5 ページ)

» 2026年02月25日 12時00分 公開
[瓜生聖ITmedia]
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 2月26日、ロジクールが新しいメカニカルキーボード「Alto Keys K98M」(以下Alto Keys)を発売する。

 一部のPOP系キーボードを除き、ロジクールのキーボードは堅実で実務寄りという印象が強かった。配列や接続性、ソフトウェア連携といった使い勝手や生産性を重視し、自作キーボードマニアがこだわるガスケット構造や多層フォームなどとは、一線を引いていたように思う。

 今回発売となるAlto Keysは、同社初のガスケット構造を採用する。しかも「MASTERシリーズ」とは別ラインの2万円未満(同社オンラインストア価格は1万8590円)でありながら、新規開発のUniCushionという技術が投入された意欲作だ。

 果たしてAlto Keysは、どのような仕上がりなのだろうか。

ロジクール メカニカル キーボード Alto Keys K98M Logitech ガスケット UniCushion ロジクールが新たに発表したメカニカルキーボード「Alto Keys K98M」のパッケージ(K98MOW/オフホワイト)

ロジクールメカニカルキーボードの転換地点

 ロジクールの一般向けメカニカルキーボードは、2017年の「K840 Mechanical」から始まった。平たんなプレートにキートップが浮かぶようなフローティングデザインが特徴的で、キースイッチには同社独自のゲーミング用スイッチ「Romer-G」が採用されていた。

 その後、2020年にはテンキーレスモデルとなる「K835 TKL メカニカルキーボード」が登場する。

ロジクール メカニカル キーボード Alto Keys K98M Logitech ガスケット UniCushion アルミボディーを採用したメカニカルキーボード「K840」

 2022年にはMASTERシリーズからロープロファイルメカニカルキーボード「MX MECHANICAL」と「MX MECHANICAL MINI」の2モデルが発売された。

 同社初のワイヤレスに対応したメカニカルキーボードだったが、同年にはK835のワイヤレス版となる「SIGNATURE K855」をリリースしている。

 ちょうど、ロジクール独自の無線技術がUnifyingからLogi Boltに切り替わった時期でもあり、現在の接続方式が完成した年ともいえる。

ロジクール メカニカル キーボード Alto Keys K98M Logitech ガスケット UniCushion 「MX MECHANICAL MINI」(左)と「MX MASTER 3S」(右)のパッケージ

 MASTERシリーズのMX MECHANICAL/MX MECHANICAL MINIを除くと、同社はキーボードサイズと接続方式を中心にメカニカルキーボードのラインアップを拡張してきたことが分かる。いずれもフローティングデザインを採用し、プレート固定を基本とした、均質で安定した完成品という立ち位置だ。

 今回のAlto KeysもLogi BoltとBluetoothの最大3台同時ペアリングに対応し、USB Type-Cで充電しながらの使用も可能と、実務向けの基本性能は押さえている。

 だが、Alto Keysのデザインは今までのシャープでモダンなフローティングデザインとは大きく変わり、トップカバーがプレート上部まで覆う埋め込み型に近い、やや厚みを持たせたセミスケルトン調のデザインとなっている。

 そのデザインの変更に大きな影響を与えたと思われるのが、UniCushionガスケット構造の採用だ。Alto Keysはサイズや接続の進化ではなく、内部構造に大きな変化をもたらした重要な転換地点となる。

ロジクール メカニカル キーボード Alto Keys K98M Logitech ガスケット UniCushion オフホワイトのボディー。日本語配列の102キーで、右Ctrlや右Shiftキー、テンキーのゼロをサイズダウンしたスペースに矢印キーを配置する
ロジクール メカニカル キーボード Alto Keys K98M Logitech ガスケット UniCushion こちらはグラファイト(K98MGR)カラーだ
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