もはやASMR? ロジクールのエモーショナルキーボード「K98M」はサウンド“ガチ勢”を満足させられるか(1/2 ページ)

» 2026年02月03日 11時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
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 ロジクールは2月3日、メカニカルワイヤレスキーボード「Alto Keys K98M」(以下、K98M)を発表した。販売開始は2月26日の予定で、ロジクールオンラインストアでの価格は1万8590円だ。カラーはグラファイト(K98MGR)とオフホワイト(K98MOW)の2モデルを用意する。保証期間は2年間となっている。

 メディア向けに開催された内覧会では、本製品が既存の同社製キーボードとどのように異なるのかについての解説や、実機のタッチ&トライが行われた。

「Alto Keys K98M UniCushion ガスケット搭載 ワイヤレス メカニカル キーボード」 ロジクールが新たに発表したメカニカルキーボード「Alto Keys K98M」のパッケージ(オフホワイト)
「Alto Keys K98M UniCushion ガスケット搭載 ワイヤレス メカニカル キーボード」 日本語配列の102キーを採用する

ロジクールが“マジ”で意気込むASMR系キーボード

 K98Mを一言で表現するなら、「コトコト系メカニカルキーボード」だ。

 ロジクールでは2017年5月に「K840」を、2020年11月にはテンキーレスタイプを、2022年5月にはMXシリーズ初の「MX MECHANICAL」と「MX MECHANICAL MINI」、2022年8月にはテンキーレスタイプの「SIGNATURE K855」といったメカニカルキーボードを開発/販売してきた。 

 しかし、登壇したロジクール クラスターカテゴリマネジャー 塩谷一生氏は、「K98Mはこれまでのものと入力感が違う」と語る。その理由はガスケットを備えているからだとアピールした。

ロジクール クラスターカテゴリマネジャー 塩谷一生氏 ロジクール クラスターカテゴリマネジャー 塩谷一生氏
ガスケット搭載 ロジクールとして初めてメカニカルキーボードにガスケットを採用した

 塩谷氏は、初めてK98Mを目にした際に「期待していたデザインと少し違う」と戸惑いつつ、タイプしてみたところ「コトコト音が心地良く感じられた」と振り返る。

 コトコト音とは、キー入力時の音が気持ちよく感じられるサウンドで、まるで雨音のようだと評判を集めたWobkeyの「Rainy 75」や「Crush 80 Reboot」が例に挙げられる。

 タイピング時に発生する振動音や振動そのものを吸収し、“コトコト”という心地良い音に変えるのを可能にしたのが、同社が独自に開発し初めて本製品に採用した「UniCushion ガスケット」だ。

UniCushion ガスケット UniCushion ガスケット

 このUniCushion ガスケットは、キーボード本体の最下部のボトムケースの直上に配置されているシリコン素材のガスケットだ。振動抑制のため、PC製スイッチプレート/ラテックス製トップフォーム/IXPE スイッチフォームパッド/ラテックス製 ボトムフォームといった他の4層も備えている。

音を抑える仕組み K98Mの構造

 塩谷氏は、「UniCushion ガスケットを入れることで、底打ちしたときの“カキーン”という音が生じなくなる。あの音が苦手な人にとっては良い選択肢になるだろう」と語りつつ、「そもそも部品が多く値段が高くなりがちなメカニカルキーボードに、新しい部品を追加したことで、一般的なメカニカルキーボードより価格が上がってしまう」と説明した。

底打ち感がない 底打ち感がないことや心地良いタイピング音により、優れたタイプ感を得られる

 K98Mは、テンキーを備えた日本語配列のキーレイアウトだが、フルサイズのものよりわずかに小さいサイズになっている。

 ボディーサイズは約401(幅)×147(奥行き)×39.6(高さ)mm、重量は約1100g(実測では1097g)だ。それなりに場所は取るが、これまで同タイプのキーボードを使っているならリプレースもスムーズに行えるだろう。

98%コンパクト テンキー搭載の日本語配列のキーレイアウトだが、比較的コンパクトに仕上がっている

 K98Mには別の特徴もある。それが「Marble Switch」を採用したことだ。“Marble”は大理石を意味する。見た目が滑らかな大理石のような入力が行えるキースイッチを採用することで、安定してスムーズなタイピングが行えるという。

Marble Switch まるで大理石のように滑らかな入力感を楽しめるという「Marble Switch」を採用する
Marble Switch 一部のキートップを外したところ
Marble Switch Marble Switch

 また、これまでのロジクール製キーボード同様、「Easy-Switch」を備えており、ペアリングした3台のデバイスを簡単に切り替えられる。ユーティリティーの「Logi Options+」でのカスタマイズ、セキュリティにも配慮した「Logi Boltレシーバー」での接続も行える。

Easy-Switch 3台のデバイスを簡単に切り替えられる
カスタマイズとレシーバー ユーティリティーの「Logi Options+」でキーのカスタマイズも行える
Logi Boltレシーバー USB接続(USB Standard-A)のLogi Boltレシーバーと、USB Standard-A→USB Type-Cケーブルが標準で付属する
Logi Boltレシーバー レシーバーは底面に収納できる

 電源は本体内蔵のバッテリーで、満充電にするとバックライトオフの状態で最長12カ月、200万回のキー入力を行えるという。なお、充電しながらの利用も可能なので、バッテリー残量が少なくなったからといって、作業が中断されることはないだろう。

 対応OSはWindows 10以降/macOS 11以降/iPadOS 14以降/iOS 14以降/Android 9.0以降とChromeOS/Linuxだ。複数キーの同時押しは6キーに対応し、輝度調整可能な白色のバックライトも内蔵する。

バックライトを点灯したところ バックライトを点灯したところ(写真提供:ロジクール)
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