WOBKEYの「Crush 80 Reboot Pro」は、“雨音からクリーミー”に進化した中毒性のあるメカニカルキーボードだ(1/3 ページ)

» 2025年09月24日 15時30分 公開
[瓜生聖ITmedia]
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 新興キーボードブランドの中国WOBKEY(ウォブキー)は、2024年1月にメカニカルキーボード「Rainy 75」で鮮烈なデビューを果たした。「雨音のような」タイピング音と称され、「君の名は。」などで有名な新海誠監督が使用していることでも知られる。そのWOBKEYから後継モデルとして登場したのが「Crush 80 Reboot」シリーズだ。

photo 今回取り上げる「Crush 80 Reboot Pro Red」

 Rainy 75の雨音はCrush 80 Rebootでも健在なのか、そして進化したポイントはどこなのか、見ていくことにしよう。

一世を風靡(ふうび)した雨音キーボード

 メカニカルキーボードの魅力の1つは、とことんキータッチとタイピング音にこだわることができることだろう。

 その要求に応えるように、キーが滑らかに押し込まれる赤軸(リニア)、クリック感の強い青軸(クリッキー)、途中で段差を感じるような茶軸(タクタイル)など、さまざまなキータッチを持つキースイッチが出回っている。ホットスワップに対応したキーボードであれば、出荷時に取り付けられていたキースイッチを交換することも容易だ。

 一方で、タイピング音に関してはキーボードの構造からの影響が大きい。そのため、昨今ではガスケットマウントや何層にも及ぶ消音フォームなど、さながら楽器やオーディオ製品のような「音へのこだわり」もキーボードを選ぶ際の重要な要素となっている。そんなこだわりを持つキーボードの1つが、WOBKEYの最初の製品であるRainy 75だ。

photo 「Rainy 75」

 Rainy 75は2万円台前半から入手可能な75%キーボードで、特に海外ではそのコストパフォーマンスの高さから驚きと称賛をもって受け入れられた。一方、日本ではその独特の「雨音のような」タイピング音が高く評価されている。そのRainy 75の後継モデルとして2025年に登場したのが、Crush80 Rebootシリーズだ。

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