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» 2017年12月09日 06時00分 公開

山口真弘のスマートスピーカー暮らし:「この曲なんだっけ?」を解決 Amazon Echoで再生した楽曲を自動リスト化してみた (1/2)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はAmazon Echoで再生した曲一覧をGoogleスプレッドシートに書き出すためのIFTTTアプレットを紹介する。

[山口真弘,ITmedia]

 「Amazon Echo」で音楽を楽しんでいるときに、再生中の曲の名前を知りたくなることがある。「Alexa(アレクサ)、曲名を教えて」とリクエストすればアーティスト名と曲名を読み上げてもらえるが、全く未知の曲がシャッフル再生などで流れていた場合、音声で答えられてもピンと来ないことが多い。

Amazon Echo 「Amazon Echo」で再生した曲の名前を知りたいときはどうすればいい?

 スマートフォンのAlexaアプリを使えば、現在再生中の曲の他、過去に再生された曲についてもリストが見られるが、記された情報は曲名とアーティスト名、出典となるアルバム名のみだ。

 これでは「昨晩シャッフル再生で流れてきた洋楽のタイトルを知りたい」と思ったときも、特定するまでが一苦労だ。また、お目当ての曲が見つかった後、曲名をコピペして検索することを考えると、テキストデータ化されていた方がありがたい。

AlexaAlexa スマホのAlexaアプリがあれば、曲名、アーティスト名、アルバム名の他、アートワークも参照できる(画像=左)。ただし、これは再生中の曲のみ。「再生リスト」に切り替えると過去に再生した楽曲にまつわる情報が表示できるが、いつ再生していたかまでは明示されない(画像=右)。どれも知らない曲だったりすると、後から特定が困難だ

 こうした場合に重宝するのが、Webサービスの「IFTTT」で用意されている、Amazon Echoで再生された曲をGoogleスプレッドシートに書き込んでいくアプレットだ。

 これをオンにしておけば、再生された全ての曲について、再生日時、アーティスト名、曲名、出典となるアルバムが記録されるので、後から曲を探してもう一度聴いたり、購入したりしたい場合にぴったりだ。曲名を尋ねようと思っているうちに再生が終わってしまい、聞くタイミングを逸してしまった場合も便利だろう。

IFTTT 今回紹介するIFTTTのアプレットを使えばこのようにGoogleスプレッドシートに曲の情報を書き出せる

曲一覧をスプレッドシートに書き出すことで新たな発見も?

 IFTTTというサービスについては、「Google Home」関連の記事でも少し触れているが、2つのWebサービスを連携させられるサービスだ。今回はAmazon Echoの音声アシスタントである「Amazon Alexa」と、Googleの「Google Spreadsheet」を連携させる形になる。

 設定はほんの一瞬だ。IFTTTに、前述の機能を実現するための組み合わせ(アプレットと呼ぶ)が既に用意されているので、ログインしてそれらをオンにするだけだ。初めて使う場合はIFTTTのユーザー登録と、さらにIFTTT上でAmazonおよびGoogleとのアカウント連携が必要になるが、それ以外は何もない。

 後はほおっておけば、Googleドライブ内の「Amazon Alexa」というフォルダの中に「Songs played」というスプレッドシートに、曲が延々と追加されていく。数日間オンにしてみたが、日本語のアーティスト名や曲名にもきちんと対応しており、文字化けすることもない。

IFTTTIFTTT IFTTTのスマホアプリを開き、「alexa」で検索すると「Keep a Google Spreadsheet of the songs you listen to on Alexa」というアプレットが見つかるので、これをオンにするだけでよい(画像=左)。スプレッドシートの名前、保存先フォルダの名前、各列に表示する情報は自由に変更できる(画像=右)
IFTTT スプレッドシートはGoogleドライブ内の「Amazon Alexa」というフォルダの中に「Songs played」という名前で保存される

 ちなみにリスト化された再生済み楽曲を見ると、いろいろと発見もある。

 例えば「ビートルズをかけて」でシャッフル再生された楽曲は、常にビートルズの全曲からピックアップされているわけではなく、特定の曲を再生したときに同じアルバムで未再生の曲があると、そちらを続けて再生する傾向があるらしいことが分かる。

 もう1つ、同じアルバムのバージョン違いがともに収録されることで、1曲の再生回数が増えているケースも見られる。

 具体的には、アルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」は、通常版の他に50周年を記念して2017年に発売されたDeluxe Editionもこのシャッフル再生の対象となっており、結果的に同アルバムに収録された楽曲は、他の曲に比べて2倍再生されやすくなっていることが分かる。「Sgt. Pepper's〜」がやたらとかかるように感じたのは、どうやらこれが原因のようだ。

 このように、1曲ずつチェックしていてはなかなか分からない傾向が、リスト化することによって分かるようになるのが面白い。

IFTTT 同じアルバムの曲がやたらと連続したり、同じアルバムのバージョン違いが収録されていたりと、いろいろと発見があって面白い
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