もうiPhoneでもAndroidを止められない(1/2 ページ)

» 2009年11月20日 07時40分 公開
[Don Reisinger,eWEEK]
eWEEK

 Motorolaのスマートフォン「DROID」の登場で、GoogleのAndroidは正式に「モバイルプラットフォームの地図」に載った。Android端末はしばらく前から存在はしていたが、スマートフォンを買う人はその存在やそれらの端末がもたらす価値をほとんど知らなかった。ほぼ無名の存在だったのだ。

 だが、もうそんなことはない。多くの推算では、DROIDは発売された最初の週に25万台売れたという。これまでで最も初速のいいAndroid携帯というだけでなく、Motorolaは、同製品は年内に100万台売れるとしている。

 これは並大抵のことではない。iPhoneは依然として市場で一人勝ちの状態だが、DROIDはスマートフォン分野に新たな時代の幕を開けた。使えるタッチスクリーンデバイスはもはやiPhoneだけではない。DROIDの助けを得て、Googleのモバイルプラットフォームは今やメインストリームのユーザーの目の前にたどり着いた。一般ユーザーからの知名度も上がっている。iPhoneほどモバイル市場で人気と実力があっても、Androidは止められない。その理由を以下に挙げる。

1. デザインがいい

 DROID、MyTouch 3Gなど幾つかのAndroid端末には、ほかのタッチスクリーンデバイスにはないものがある。デザインのよさだ。DROIDをちょっと見れば、このデバイスについて知るべきことの大半は分かる。この端末は今のモバイルユーザーが求める美しいデザインの要件を満たしている。しゃれた仕上がり、タッチスクリーンより正確にタイピングできる物理キーボード、大きく鮮やかなディスプレイ。これが美だ。消費者はそれを分かっている。

2. 端末がいろいろある

 iPhoneは群を抜いているかもしれないが、1社のキャリアが独占供給している1つの端末でしかない。Androidはまったく違う。Googleはハードウェア事業には踏み込まず、ソフトをベンダーに提供することにした。だからAndroidは複数のキャリアから複数のデバイスが出ているのだ。いずれこのことが、Googleが市場シェアを伸ばす後押しになるかもしれない。一方、AppleはiPhoneで1社のキャリアから販売するモデルを継続するだろう。

3. アプリも増える

 iPhoneがここまで成功した大きな理由の1つはアプリだ。App Storeには10万種類を超えるアプリがあり、サードパーティー製ソフトの数ではトップだ。だがGoogleのAndroidプラットフォームは2番手につけている。アプリの種類はiPhoneに比べればわずかかもしれないが、増えてきている。それにAndroid端末を選ぶ消費者が増えれば、開発者はAndroidにアプリを移植するはずだ。遅かれ早かれ、Android Marketのアプリはかなり増えるだろう。

4. タッチスクリーンもいい出来だ

 BlackBerry Tourのような従来型の端末もまだよく売れているが、顧客が新しい携帯を探すときに目立つのはタッチスクリーンデバイスだ。iPhoneのように、Android端末はそこを押さえている。DROIDやほかの幾つかのAndroid端末は、反応のいいタッチスクリーンを搭載している。反応は速いし、ジェスチャーも簡単にできる。たいていの場合、ほかのタッチスクリーンデバイスの多く(ただしiPhoneは除く)よりも使い心地がいい。これは顧客にとって重要だ。

       1|2 次のページへ

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月01日 更新
  1. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
  2. 「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由 (2026年09月29日)
  3. KDDI、楽天モバイルへのローミング状況を公開 9月末から大幅減 10月から新たな枠組み (2026年09月30日)
  4. 「iOS 27.0.1」配信開始、iPhone 18 ProのFace IDやカメラの不具合を解消 「iOS 26.7.1」も (2026年09月29日)
  5. Nothingは経営危機なのか 黒住氏は日本撤退を否定、値上げは「モデルチェンジのタイミング」で (2026年09月29日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  8. ドコモが「iPhone 17e」「iPhone 16」を値上げ 17e(256GB)と16(128GB)は残価も増額 (2026年09月30日)
  9. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  10. 「ドコモミリ波イニシアチブ」始動、ミリ波の活用促進やユースケース創出を目指す (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー