屋根を隅々まで活用、大きさ半分の太陽光パネル蓄電・発電機器

パナソニック エコソリューションズ社は、標準的な住宅向け太陽光パネルの半分の大きさの新製品を発売する。標準的なパネルと組み合わせることで、屋根に多くのパネルを置けるようになる。

» 2012年11月29日 13時00分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]
図1 パナソニック エコソリューションズ社が発売する「HITハーフタイプ116」と「HITハーフタイプ120」の外観

 今回登場する新製品は「HITハーフタイプ116」と「HITハーフタイプ120」の2種類(図1)。どちらも外形寸法は幅818mm×奥行812mm×高さ35mmと、標準的な太陽光発電パネルの半分程度だ。

 パナソニック エコソリューションズ社がすでに発売している「HIT233シリーズ」や「HIT240シリーズ」はどちらも外形寸法は幅1580mm×奥行812mm×高さ35mmと長方形になっている。このパネルだけで住宅の屋根を埋めようとすると、どうしても屋根の周辺部などに広いすき間ができてしまう。

 今回発売するHITハーフタイプ116やHITハーフタイプ120は、屋根の周辺部のすき間にも置ける大きさになっている。HIT233シリーズやHIT240シリーズと組み合わせて使うことで、屋根に設置できる太陽光発電パネルの合計出力値を引き上げることが可能だ(図2)。

図1 HITハーフタイプ116とHITハーフタイプ120は、一般的なパネルを設置できない狭いところにも設置できる。うまく活用すれば、屋根に設置するパネルの合計出力値を上げられる

 HITハーフタイプ116とHITハーフタイプ120は大きさも重さも同じだが、太陽光を電力に変換する変換効率などが異なる。116の変換効率は17.5%で、120は18.1%。最大出力は116が116Wで、120が120Wだ。価格は116が税込で1枚8万9250円で、120が税込で1枚10万7100円。

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