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» 2013年02月19日 11時00分 UPDATE

蓄電・発電機器:充放電の繰り返しに強く、長く使える住宅用蓄電池

エリーパワーは住宅用蓄電池の新製品「POWER iE 6(パワーイエ・シックス)」を2013年3月から発売する。最大の特徴は充放電の繰り返しに強いこと。10年間で1万2000回の充放電を繰り返しても実用的な性能を維持するという。

[笹田仁,スマートジャパン]

 POWER iE 6(図1)は蓄電容量が6.2kWh、最大出力が3000Wの住宅向けリチウムイオン蓄電池。LED照明(35W)3台、冷蔵庫(160W)1台、テレビ(150W)1台を同時に稼働させ続ける場合、最長で12時間にわたって電力を供給し続ける。

Eliipower_Power_iE_6.jpg 図1 エリーパワーが3月に発売する住宅向けリチウムイオン蓄電池「POWER iE 6」。本体色はガンメタリック(左)とベージュ(右)の2種類から選べる。出典:エリーパワー

 価格はオープン。エリーパワーは実売価格が230万円前後になると想定している。経済産業省の「定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金」の対象となっているため、本体価格の1/3に当たる額の補助を受けられる。仮に価格が230万円とすると、76万円程度の補助を受けられる。導入時の費用負担は154万円程度となる。

 エリーパワーが2012年12月に発表した新しい技術を採り入れ、長寿命化を図った。正極材料の構成比を調整した結果、10年の間に1万2000回の充放電を繰り返しても、出荷時に比べて80.1%の蓄電容量を維持するという。「定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金」の対象製品の中では、最も繰り返し充電に強い。

 通常運転時は深夜電力を充電し、昼間のピーク時に電力を放出してピークシフトを図ろうとする。

 太陽光発電システムや家庭用燃料電池と併用することもできる。この場合「おサイフモード」と「ecoモード」のどちらかを選べる、簡単に言うとおサイフモードは売電収入を得ることを優先し、ecoモードは発電した電力をなるべく住宅で消費するように運転する。

 家電製品向け通信規格である「ECHONET Lite」に対応しており、HEMS(家庭向けエネルギー管理システム)と連携させることもできる。インターネットに接続する機能も備えている。エリーパワーはこの機能を利用してPOWER iE 6を監視する。異常が発生したとしてもいち早く検知し、適切に対応するとしている。

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