b. 4円
石炭火力の発電コストは電力会社ごとに少しずつ違っている。ここでは関西電力が2012年11月に公開した資料「電気料金の値上げ申請について」に挙げた価格を正解とする。
それによれば、2013年度から2015年度における1kWh当たりの火力発電の見込み燃料費(単価)は石炭が最も安く、3.91円だ。従って、正解は「b」である(図1)。
石炭は総受電電力量*1)の9.4%を占めている。一方、燃料費では5.1%を占めているにすぎない。発電量1kWh当たりのCO2排出量さえ低くできれば、石炭は化石燃料として優れていることが分かる。
なお、同社は2008年年度の単価を参考値として挙げている。石油が16.35円、ガスが10.28円、石炭が4.19円だった。
*1) 総受電電力量=(関西電力が)自ら発電した電力量+他社の電力会社から受け取った電力の合計
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