最適な新電力を探せるマッチングサイト、好みの発電方法も選べる電力供給サービス

2016年4月から始まる電力小売全面自由化。一般家庭でも契約先の電力会社を自由に選択することが可能になるが、数ある新電力の中からどう選ぶ際にはどうしたらいいのだろうか。こうした悩みをサポートする新電力比較サービス「みんなの電力」が登場した。

» 2015年04月06日 11時00分 公開
[陰山遼将スマートジャパン]

 2016年4月に電力の小売全面自由化が開始されれば、一般家庭でも契約先の電力会社を自由に選択できるようになる。これに伴い、自由化される電力市場への参入を目指す特定規模電気事業者、いわゆる新電力の数も飛躍的に増加している。2014年6月の時点で約250社だった新電力は、2015年3月31日時点で651社にまで増えている。

 今後も増加が予想される新電力だが、一般的な知名度はまだ高まっていないのが現状だ。では、一般家庭はどのように電力の購入先を選択すればいいのだろうか。そこで新電力の販売などを手掛けるESCが、2015年4月1日から開始したのが全国の新電力を比較できるウェブサービス「みんなの電力」だ(図1)。

図1 新電力の比較サービス「みんなの電力」(クリックでサイトへ)

 まず自分の住んでいる都道府県を選択する。加えて風力、太陽光、水力、バイオマスなど、自分の好みに合った発電方法を選択すると、約500以上の新電力の中からおすすめの企業の一覧が表示される。新電力の所在地、事業の開始日などを確認でき、メールアドレスを入力して直接問い合わせや資料請求を行うことも可能だ(図2)。

図2 自分が住んでいる都道府県と、風力、太陽光、水力、バイオマスなど、自分の好みに合った発電方法を選択する

 2016年4月の電力小売り自由化により、現行の制度では規制部門となっている約7.5兆円規模の市場が開放されると見られている。みんなの電力を運営するESCは「こうしたマッチングサービスが電力自由市場の発展に向けて重要な役割を果たすと考えている」としている。

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