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» 2015年10月29日 11時00分 UPDATE

蓄電・発電機器:電力が届かない地域に明かりと電源を、自立型の照明付き蓄電システム

パナソニックは、無電化地域の生活照明として利用可能な、LED照明付き小型蓄電システムを商品化。アジア・アフリカの無電化地域に向けて2015年11月から順次出荷を開始する。

[三島一孝,スマートジャパン]

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社は、無電化地域の生活照明として使用できるLED照明付小型蓄電システム「エネループ ソーラーストレージ」を製品化した。

 エネループ ソーラーストレージは、日中に太陽電池で発電した電力を内蔵のニッケル水素電池に蓄電し、夜間の明かりや携帯電話など小型機器充電用の電源として活用できる、小型蓄電システムだ(図1)。

photo 図1 「エネループ ソーラーストレージ」出典:パナソニック

 同システムでは、1.5W(ワット)の電球形LEDランプと強弱の切り替えスイッチを備えた5Wの直管形LEDランプを同梱。LEDランプのケーブルは5メートルあり、異なる部屋でも使用することが可能だ。本体の蓄電池をフル充電しておけば、5〜24時間点灯させられる。蓄電池には、パナソニック製ニッケル水素電池を搭載。約5年の製品期待寿命を実現している。また、太陽光パネルは15Wの高出力太陽光パネルを採用し、ニッケル水素電池を約5時間でフル充電可能としている。

 1A(アンペア)出力のUSB出力端子を搭載しており、フル充電の状態でスマートフォンを約3台充電可能。さらに本体とLEDランプはIP52相当の防塵防滴構造を確保しており、埃や雨にも強い。屋外で使用されるソーラーパネルはIP54相当の防塵防滴構造を確保している。同製品は、2015年11月からアジア、アフリカなどの無電化地域に向けて順次出荷を開始するとしている。

2013年からソーラーランタンを販売

 パナソニックでは、無電化地域用の生活照明として、持ち運びができる「ソーラーランタン」を2013年に製品化している(図2)。新たにエネループ ソーラーストレージをラインアップに加えることで、無電化地域への明かりと電源の安定供給に貢献していくとしている。同社ではこのエネループ ソーラーストレージを、既存の販売ルートだけでなく無電化地域の人々をサポートする国際機関、NPO、NGOなども通じて販売していくという。

photo 図2 2013年に商品化した「ソーラーランタン」

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