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» 2016年01月14日 07時00分 UPDATE

電気料金の新プラン検証シリーズ(8):1000万の顧客を守れ、独自ポイントで勝負する中部電力 (1/3)

2016年4月から始まる電力の小売全面自由化に向け、中部電力が4月からの新料金プランを発表した。既存の中部電力管内の顧客向けの料金で、従来料金より最大5%程度割安になるという。独自のポイントサービスを活用して、現在抱える約1000万の顧客のつなぎとめに注力する。

[陰山遼将,スマートジャパン]

連載:「電気料金の新プラン検証シリーズ

 中部電力は2016年4月から提供する低圧向けの新料金プランを発表し、同年1月13日から申し込み受付を開始した。発表したのはこれまでの中部電力管内の顧客を対象とするプランで、ポイントサービスなどと組み合わせることで、従来料金と比較して最大5%割引になるのが特徴だ。首都圏エリアで提供する料金プランは今後発表するとしている。

 新料金プランは8種類を用意した。この中でベースとなるプランが「ポイントプラン」「おとくプラン」「とくとくプラン」「ビジとくプラン」の4つだ。電力使用量が多いユーザーほど、割引率が高くなるのが特徴になっている。以下では各プランの詳細について紹介していくが、従来料金と比較した際の割引率(額)の見込みは、2年間継続して利用することが前提となっている。

独自のポイントプランで還元

 ポイントプランは中部電力がこれまで提供してきた一般家庭向けの従来電灯Bのうち、使用電力用があまり多くない契約電流10〜30A(アンペア)のユーザーを対象にしたプランだ。基本料金と3段階で価格が変動する使用電力料を組み合わせる料金構成、さらにそれぞれの料金単価は従来電灯Bと全く同じだ(図1)。ポイント還元で割引を提供するプランとなっている。

rk_160113_tyuubu01.jpg 図1 「ポイントプラン」の料金表 出典:中部電力

 中部電力が提供するポイントサービスは、同社の家庭向け無料会員制のWebサイト「カテエネ」の会員のみに「カテエネポイント」として発行される。カテエネは月々の電力料金や使用量の確認や契約手続きの変更などが行える。会員になると検針表(利用明細)をWebに切り替えたり、コラムの閲覧やアンケートへの回答したりすることでカテエネポイントがたまっていく仕組みだ。東京電力が新料金プランで採用したように、月々に支払った電気料金に応じてポイントがたまっていくという仕組みとは少し異なる。

 ポイントプランをはじめとする新料金プランでは、これまでは適用できなかったカテエネポイントを1ポイント1円、100ポイント(100)単位で電気料金の支払いに充てられるようになったのが特徴だ。なおカテエネポイントは商品や、nanaco、ユニコ、WAONなど提携他社のポイントサービスと交換することも可能だ。

 中部電力では現在、従来電灯Bを利用して契約電流30A、毎月の平均電力使用量が300kWh(キロワット時)、月平均7800円の料金を支払っている家庭がポイントプランに切り替えた場合の料金を試算している。入会特典やWeb利用明細への切り替え、アンケートなどへの回答によって付与されるカテエネポイントを適用することで、2年間で最大1980円(約1%相当)の割引となるとしている(図2)。

rk_160113_tyuubu02.jpg 図2 ポイントプランに切り替えた場合のシミュレーション(クリックで拡大)出典:中部電力
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