2017年度中のFIT申請に注意、期限は例年より前倒しに自然エネルギー

資源エネルギー庁は2017年度内にFIT認定を受けるための書類提出の期限を発表。改正FIT法が施行された影響で、例年より前倒しで設定されている。年度内の認定取得や変更申請を行う事業者は気をつけたい。

» 2017年11月16日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 資源エネルギー庁では、年度ごとに「再生可能エネルギーの固定買取価格制度」(FIT)に関する各種申請の提出期限を定めている。2017年度は、改正FIT法の施行によって審査期間が長期化している状況などを受け、提出期限を例年より早い時期に設定している。新規・変更ともに認定申請などを提出する事業者は注意したい。

 最も提出期限が早く設定されているのが、バイオマス発電の新規・変更認定申請だ。2017年12月12日に設定された。バイオマス発電以外の新規・変更認定申請と、バイオマスを含む全区分の変更届出は翌年の2018年1月12日が提出期限だ。

 電力会社との系統接続に関する同意を証す書類は、当初の申請と同時に提出するよう求めているが、どうしても申請時に書類が整わない場合は、2018年2月16日までに提出する必要がある。なお、環境影響評価方法に関する手続きの開始を証明する書類の提出も同日が期限となっている。

 これらの提出期限日までに申請書類等が適切な担当部署に到達しなければ、2017年度中に認定を受けることは難しくなるので注意したい。また、“到達”とは紙などで申請を行う場合は消印ではなく各担当部署に営業時間中に到達していること、電子申請などの場合は登録者による登録ではなく、期限日の23時59分までに設置者の承諾済みとなっている状態を指す。50kW以上の太陽光、風力、水力、地熱の新規申請など、半電子申請を行う場合は、紙の申請書が期限内に到達している必要がある。

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