岐阜県のゴルフ場がメガソーラーに、1.5万世帯分の電力を発電太陽光

パシフィコ・エナジーが岐阜県でゴルフ場跡地を活用した太陽光発電所を建設。出力55MWで年間発電量は約5500万kWhを見込んでいる。

» 2018年02月13日 07時00分 公開
[長町基スマートジャパン]

 太陽光発電事業の開発・投資・運営を行うパシフィコ・エナジー(東京都港区)は岐阜県郡上市で、発電容量55MW(メガワット)の太陽光発電所「美並メガソーラー発電所」の建設を開始すると発表した。

「美並メガソーラー発電所」の完成イメージ 出典:パシフィコ・エナジー

 新発電所は同市のゴルフ場跡地を利用して施設するもので、2019年7月の運転開始を予定している。年間発電量は一般家庭1万5000世帯分以上の発電量に相当する約5500万kWh(キロワット時)を想定しており、年間約3万トンのCO2排出削減に貢献するという。発電した電力は「再生可能エネルギーの固定買取価格制度」を利用し、中部電力に全量販売する。設計・調達・施工(EPC)は東洋エエンジニアリングが担当する計画だ。

 同社はこれまで岡山県で久米南メガソーラー(久米南町、発電規模32.3MW)、美作武蔵メガソーラー(美作市、42.0MW)の2カ所、宮城県大崎市で古川メガソーラー(56.9MW)の商業運転を開始している。また、宮崎市で細江メガソーラー(96MW、建設開始日2015年3月)、岡山県美作市で作東メガソーラー(257MW、2017年4月)、福島県いわき市でいわきメガソーラー(42MW、2017年9月)、愛知県豊田市で豊田メガソーラー(62MW、2017年10月)の各発電所を建設中だ。さらに、これらに加えて現在、計300MW超のメガソーラープロジェクトの開発に取り組んでいるとする。

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