AI翻訳ツール「DeepL」を提供する独DeepLは7月18日(日本時間)、言語翻訳や文章校正の特化型大規模言語モデル(LLM)を実装したと発表した。同社が実施したブラインドテストに参加した言語専門家からは「ChatGPT(GPT-4)よりも1.7倍、Microsoft翻訳よりも2.3倍、DeepLの翻訳出力が好ましい」と回答を得られたという。
今回実装した特化型LLMは「特殊な調整を実施した言語に特化したもの」であり、このLLMを活用することで偽情報や誤情報を生成するリスクを下げているという。また、あらゆるユースケースで、これまで以上に人間らしい翻訳と文書作成が可能としている。データの学習には、文書作成と翻訳用にチューニングした7年分以上の独自データを活用した。
新たなLLMを搭載した翻訳サービスは、有料プラン「DeepL Pro」に契約することで利用できる。対応言語は英語と日本語、ドイツ語、中国語簡体字の4種類。
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