人気YouTuber「きまぐれクック」さんかたるAI偽動画、本人と事務所が注意喚起 詐欺サイトに誘導、すでに被害者も
釣りや料理動画で知られる人気YouTuber「きまぐれクック」さんになりすましたAI詐欺動画をYouTube上で確認したとして、本人と所属事務所が注意を呼び掛けている。出回っているのは、きまぐれクックさんの映像と本人を模したAI音声を組み合わせ、詐欺サイトに誘導する動画。きまぐれクックさんが投稿した注意喚起の動画によると、被害者も出ている状況という。
きまぐれクックさんが所属するマネジメント事務所のCarry On(東京都渋谷区)は7月3日、公式XでAI詐欺動画への注意喚起を投稿していた。
きまぐれクックさんも7日にYouTubeのサブチャンネルを更新し、所属事務所からYouTubeにAI詐欺動画の削除を依頼しているものの「消したらまた上がる」状況と説明。きまぐれクックさんの公式YouTubeチャンネルとX、Instagram、所属事務所のCarry On以外が発信する情報は正式なものでないとして注意を呼び掛けた。
ITmedia AI+編集部が調べたところ、8日時点でも、きまぐれクックさんをかたる詐欺のYouTubeショート動画を確認できた。きまぐれクックさんが過去に投稿した動画を半透明に加工して、他の映像に重ねたものと、きまぐれクックさんに似せたAI音声を組み合わせたものとみられ、指定するWebサイトにアクセスすると金銭がもらえるなどと説明している。
YouTube上のAIフェイク動画を巡っては、6月ごろから投資家のYouTuberなどをかたる広告動画が表示されるとの声がX上で相次いでいる。他にも「7月からゆうちょ銀行の口座が使えなくなる」との偽情報を流すAI動画が拡散し、ゆうちょ銀行が「このような事実はない」と発表。同様に「7月から高齢者のバスの利用料金が全国各地で無料になる」とする偽情報動画も拡散し、東京都などが否定していた。
きまぐれクックさんは、魚介類を調理する動画が人気のYouTuber。8日時点でチャンネル登録者数は1400万人超、総再生回数は34億回を突破している。
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