ゆうちょ銀行、YouTubeの“ニセ情報動画”に注意喚起 生成AI利用とみられるフェイク相次ぐ
ゆうちょ銀行は6月23日、YouTube上で偽の情報を発信する動画について、注意を呼びかけた。「7月からゆうちょ銀行の口座が使えなくなる」など、誤った内容の動画を複数確認。同社は「このような事実はない」として、7月以降も全ての商品・サービスは通常通り利用できるとしている。
YouTubeでは「7月からゆうちょ銀行とJAバンクの口座の利用ルールが変わる」といった内容の動画が、19日ごろから複数投稿されている。動画では「預金保険制度の限度額が変わる」「変化を見過ごせば、あなたの大切なお金がどうなるか分からない」などと説明。タイトルに「65歳以上」というワードが付いたものも多く、特に高齢者の不安をあおるような内容になっている。中には、再生回数が20万回を超える動画も出ている状況だ。
これらの動画には、文字が乱れた画像や、漢字の読みを誤った合成音声を使っているものが散見される。AIで生成した画像と、音声合成ソフトを組み合わせ、動画を制作した可能性がある。Xでも、これらの動画に対し、生成AIの利用を指摘する声が出ている。
YouTube上の偽情報動画を巡っては、「7月から高齢者のバスの利用料金が全国各地で無料になる」とする動画が17日ごろから出現。これに対し、福岡市や仙台市が誤情報として注意喚起していた。
編集部が確認したところ、バスの利用料金に関する動画と、銀行の口座利用ルール変更に関する動画を、同じ投稿者がアップしているケースもあった。同様の手口で再生数を稼いでいる可能性もある。安易に動画を拡散せず、公的機関で正しい情報を確認するなど、注意する必要があるだろう。
ITmedia AI+編集部では、農林中央金庫に、JAバンクの口座利用ルール変更に関するYouTubeの動画について問い合わせている。返答があり次第追記する。
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