米Googleが、新たな学習向けプラットフォーム「Google Skills」を10月下旬ごろに始める。同社がこれまで提供してきた学習系コンテンツを集約し、AIスキルの学習などをサポートする。Google Cloudの公式ブログで10日(米国時間)に発表した。
Google Skillsでは、Google Cloudのスキルを学べるコースのほか、Googleの学習サービス「Grow with Google」や、教育支援サービス「Google for Education」などで展開する約3000コースを取りまとめる。今回の発表にあわせ、150の無料学習クレジットを配布中だ。なお、コースでのクレジット消費量は不明。
Google Cloudのユーザー向けには、Googleが提供するコーディング向けAIエージェント「Gemini Code Assist」を活用した学習コンテンツや、その活用スキルを示す資格制度などを用意する。また、Google DeepMindで提供してきた学習コンテンツも、無料で利用できるようになる。
Google Skillsには、ゲームの仕組みを応用し、ユーザーの意欲を高めるゲーミフィケーションを活用した機能も追加する。学習の進捗をポイントで可視化し、連続での学習にはボーナスポイントを付与するなどして学習をサポートする。
加えて、企業向けのAIサービス「Gemini Enterprise」向けの教育プログラム「Gemini Enterprise Agent Readyプログラム」(GEAR)も始める。AIエージェントの開発やデプロイなどのスキルを学べるという。GEARは2026年初頭にGoogle Skills上で提供予定。
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