現在、人型ロボットの開発競争は、実質的に米国と中国の2強となっている。そんななかドーナッツロボティクスは今回、「日本ブランド」の人型ロボットをうたい、cinnamon 1を公開した。
小野CEOは、その理由として、米中対立の緊張感の高まりを指摘する。安全保障などの観点から、日本にとっては国産モデルであり、海外にとっては「『戦争をしない』と憲法に書いてある日本のロボット」(小野CEO)の需要を見込む。
では、なぜcinnamon 1は中国メーカーのOEMなのか。小野CEOは「まずは機体を仕入れ、日本でVLAをスピード感を持って開発したい」と説明する。人型ロボット開発に関する知見を蓄積しながら、最終的には機体の国内生産につなげたい考えだ。
機体の国内生産の段階でも、中国企業と協力する理由については「いったん中国のサプライチェーンは見逃せない」(小野CEO)と指摘。人型ロボットで知られる米国企業のTeslaや1Xなども同様の状況といい、輸出規制などの影響を受ける可能性はある一方、企業としての打ち手が難しい部分もあるとした。
「日本はこの20〜30年、(ハードウェアの製造拠点などを)中国に出してきた。iPhoneも中国で作っている。今さら日本で作れるかというとまったく作れない。悩ましい点だ」(小野CEO)
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