『世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること』(アスコム)
最近では、2008年7月号の『ネイチャー・レビュー・ニューロサイエンス』に、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のゴメス=ピニルラ博士が執筆した「ブレインフード(脳の食物)」というタイトルの記事が発表されています。これは「食物からの栄養がどのように脳機能に影響を与えるか」に関する最新の知見をまとめ、分析している記事です。
DHA以外に脳に影響を与えそうな食物についてはゴメス=ピニルラ博士がリストを作成しているので、毎日の食生活をこれに照らして見直してみるのも良いかもしれません。ただ、(4)のように脳に良くない影響を与えるものもリストには含まれていますから、注意して読んでくださいね。
このリスト以外にも、多くの栄養素について実験が行われています。また、このリストにあるからといって、この通りの影響が出るということが100%確実なわけではありません。
大切なのは、自分の脳の状態が、気合いや精神力だけでは決まらないということ。脳の健康状態は食べる物から影響を受けるということをきちんと知っておいてほしいのです。脳だってあなたの身体の一部なのですから。
(次回は、「集中力を身につけない」について)
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