自動集計が可能なセミナー参加者向けアンケートを作成するにはビジネスの悩みを解決するPDFドリル【番外編】

自動集計が可能なオンラインフォームを簡単に作成できるサービス「FORMSCENTRAL」を使うと、アンケートなどのフォームをテンプレートから簡単に作成できる。

» 2013年07月22日 11時30分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
ブラウザからアクセスした場合の「Adobe FormsCentral」トップページ。無料のお試しプランも用意されている

 自社で開催したセミナーやワークショップで、終了後に参加者にアンケートを記入してもらう機会はよくある。しかし紙でアンケート用紙を配布すると、回収するだけで大変なのはもちろん、参加者数が多いとそのあとの集計も一苦労だ。

 こうした場合、アドビが提供している「Adobe FormsCentral」を使ってみるとよい。これはオンラインでの集計が可能なフォームを簡単に作成できるサービスで、あらかじめ豊富なテンプレートが用意されている。作成の手間が掛からずに済むのはもちろんのこと、集計まで自動で行えるのは大きな利点と言ってよいだろう。

「Adobe FormsCentral」を利用するには、 https://www.acrobat.com/formscentral/ja_JP/home.html 」に直接アクセスし、Adobe IDでサインインする。そして「新しいフォームを作成」を選択するとさまざまなテンプレートが用意されている。今回は[セミナーの評価]を利用する

 今回の例のようにセミナーやワークショップの参加者向けにアンケートを行うのであれば、テンプレートの中から「セミナーの評価」を選べばよい。質問項目は自由にカスタマイズが可能なので、自社のセミナーやワークショップの内容に合わせて書き換えることができる。


テンプレートをクリックすると編集画面が表示される。クリックしつつ、必要な箇所を書き換えていく(画像左)、日本語も利用できるが、一部のIMEではうまく日本語入力できない場合があるようだ。必要に応じて別のIMEを使うか、メモ帳など別のソフトで書いてから貼り付けるとよいだろう

 作成を終えるとURLが発行される。PC教室などのように端末が1人1台環境で用意されている場合は、その場でURLを開いて参加者に記入してもらってもよいし、そうした環境が整っていなければ、イベント終了後に参加者にメールなどで記入を依頼するという方法もある。


完成したら配布を行う。画面の左下の[共有]をクリックし[フォームを配布]を選択するとクリップボードにURLがコピーされるので、メールなどで相手に知らせるとよい。画面上段の[配布]タブからもURLが発行できる(画像左)、受け取ったURLをクリックするとブラウザ上でフォームが表示される(画像右)

 回答内容は「Adobe FormsCentral」で自動的に集計される。結果は画面上で表示できるほか、ExcelやPDF形式で書き出しが可能だ。なお無料版では最大50件までとなっているが、有料版(Adobe FormsCentral Plus)を契約すると最大5000件まで保存できる。大規模なセミナーや講演などでも十分に使える。今回紹介した以外の用途のテンプレートも豊富に揃っているので、まだ使ったことがないという人は一度試してみてはいかがだろう。


記入し終えたら「FORMSCENTRAL」に送信する(画像左)、フォームの返答は「FORMSCENTRAL」で自動的に集計されて画面上で表示できるほか、ExcelやPDFでダウンロードが可能だ。オンライン上での集計にも対応するので、返答を受け取りつつリアルタイムで集計を見ることができる(画像右)

連載「ビジネスの悩みを解決するPDFドリル」とは

 ビジネスの各シーンで利用するPDFファイル。このドリルを練習して、PDFを上手に活用できれば業務効率が向上し、コストの削減ができるはず! さらに、ビジネスのいろいろな問題も解決できるかもしれませんよ。


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