以上が帝国データバンクへのインタビュー内容だ。今回の取材を通じて、経営者やこれから起業を考えている人であればあるほど、あえて失敗事例を研究する必要があるのだと、あらためて感じた。
これまでに成功してきた企業は、複合的な要因があって成功したのであって、そこには再現性がないことも多いからだ。
その一方で、失敗した企業、つまり「倒産した企業」には必ず当てはまるいくつかの公式がある。経営者が成功を目指して事業を進めていくのは当然のことだが、夢や目標を追うと同時に、自分が「失敗の公式」に当てはまっていないかを常に意識し、確認することがより重要になってくるだろう。
森永康平(もりなが こうへい)
株式会社マネネCEO / 経済アナリスト。証券会社や運用会社にてアナリスト、ストラテジストとして日本の中小型株式や新興国経済のリサーチ業務に従事。
現在は複数のベンチャー企業のCFOや監査役も兼任している。
著書に『親子ゼニ問答』(角川新書)。日本証券アナリスト協会検定会員。Twitterは@KoheiMorinaga。
「老後2000万円不足」が話題となる中、金融教育の必要性を訴える声が高まっている。
2019年10月には消費税増税となり、ますますお金の知恵が必要となっている。しかし、日本人はいまだにお金との正しい付き合い方を知らない。
経済アナリストの森永親子が、森永家での4世代にわたる実証・実験を交えながら、生きるためのお金の知恵を伝授する。新しい金融教育の教科書の登場だ。
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