同一労働同一賃金の開始に合わせ、4月以降の契約内容変更はあったのか。非正規社員に聞いたところ、「あった」と答えた人の割合は23.5%のみ。また、「納得のいかない変更があった」と答えた人は11.5%。
納得がいかなかった人の変更内容を聞くと、
「賞与を設定したため、月収がすごく減り、生活面が成り立たなくなる」
「派遣先が派遣料金を10数%アップして派遣会社に支払う事が分かっているのに還元されるのは3%」
「企業独自の『準社員』という契約になったが、賃金は微増で、負担は大幅に増えた」
といった実態が明らかになった。
こうした事情もあってか、非正規社員に対して同一労働同一賃金で格差が是正されると思うか聞いたところ、「思わない」が過半数を占めた。理由には「自身で経験しているように、企業は都合のよい抜け穴を考えて、同一賃金は支給しないと思う」「雇用側は、いろいろお金を使わない方法を考える」といった会社への“不信感”が目立った。
調査は3月8〜10日、20代以上の男女914人を対象にインターネットで実施した。
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