同社の広報担当者に「タッチでエキナカ」導入の狙いを聞いた。
「自動改札で入場できるようにすることで、これまで入場券を買わなければならなかったわずらわしさを取り除き、通り抜けや送迎をしやすくしてお客さまの利便性向上を図っています。また、駅ナカ施設の利用機会を増やすことによってビジネス的にも利点があると考えております」
一方、SNSなどでは「もっと早くにサービスを実施してほしかった」との声も出ていて、その点について尋ねると「交通系ICカードは、あくまで乗車することを目的としております。さまざまなご意見をいただき検討を重ねてきた結果、このタイミングでのサービス開始となりました」と教えてくれた。
同社は新型コロナウイルスのまん延による旅客数の激減で、苦境に立たされている。2020年10月に発表した21年3月期の業績予想では、連結最終損益を4180億円の赤字とした。エキナカの再活性化によって新たなニーズを掘り起こせるか。
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