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» 2021年02月03日 07時00分 公開

テレワークでも「話しやすい」組織の作り方 心理的安全性を守る毎日の習慣とは?今日からできる組織改善のススメ(2)(1/3 ページ)

組織として高い目標を目指さなければならない場合、年次や役職に関係なく互いに意見を戦わせながら学び合い、成果を出し続けることが必要です。しかし「部下に発言を促してもなかなか意見や提案が出てこない」といったお悩みをお持ちの管理職や、「自由闊達な意見交換ができる社風の作り方が分からない」という人事担当者も多いのではないでしょうか。「話しやすい」組織にするための実践法をご紹介します。

[柳川小春,ITmedia]

 突然ですが皆さんの企業では、会議の中でどのくらいメンバーからの指摘や提案が出ますか? 特に部下や後輩の立場から、反対意見は出るでしょうか?

 組織として高い目標を目指さなければならない場合、マネジャー層の知見だけでは乗り切れない場面が出てきます。そのような時は、年次や役職に関係なく互いに意見を戦わせながら学び合い、成果を出し続けることが必要です。

写真はイメージです(提供:ゲッティイメージズ)

 しかし「部下に発言を促してもなかなか意見や提案が出てこない」といったお悩みをお持ちの管理職や、「自由闊達な意見交換ができる社風の作り方が分からない」という人事担当者も多いのではないでしょうか。

 意見を言いやすい組織作りに欠かせない「心理的安全性」は、「話しやすさ・助け合い・挑戦・新奇歓迎」という4つの因子で構成されています。その中で最も重要で、他の3つの因子の土台になるといわれている「話しやすさ」を高める実践法をご紹介します。

著者プロフィール:柳川小春(やながわ・こはる)

Fringe81株式会社 COO室マーケティング戦略室室長

1994年生まれ。一橋大学経済学部を卒業後、Fringe81株式会社に新卒で入社。新規事業開発本部に配属されUniposの立ち上げ時のPRやカスタマーサポート、マーケティングを担当。2020年よりUnipos株式会社マーケティング執行役員に就任。2020年10月より現職。心理的安全なチームづくりを実践中。

Twitter:@Koharu_Yanagawa


 なお、4因子につきましては『心理的安全性のつくり方』(石井遼介著・日本能率協会マネジメントセンター)に詳しく書かれています。

「話しやすい」組織をつくる3つのステップ

 提案や意見、アイデアや指摘が生まれやすい組織をつくるためには、以下の3つのステップを通して、社内やチーム内の心理的安全性を高めることが有効です。

Step.1:「観ること、聴くこと」ができる機会を用意する

Step.2:Step.1が、無理なく継続できる仕組みをつくる

Step.3:意見や提案を歓迎する空気をつくる

 以下の章では3ステップそれぞれについて、実際に行ってみて効果のあった具体的な取り組みをご紹介します。

 特にテレワークを始めたばかりの組織の人事やリーダーの方で「ミーティング以外にメンバー同士が話す場がない」という方、それによるメンタル不全や望まない離職が起きないか漠然とした不安を抱えていらっしゃる方はStep.1の章からお読みください。

 メンバー同士が集まる場を設けても一時的な取り組みで終わってしまう、次第に参加者が減ってなかなか続かないという方はStep.2からお読みください。

 話す機会は継続して設けているものの、意見や相談があまり出てこないとお悩みの方はStep.3をお読みください。

Step.1:「観ること、聴くこと」ができる機会を用意する

 「観ること、聴くこと」の重要性については、前回の記事でも紹介しました。特に、メンバーがどのように考えて今の結論に至ったのかという「思考のプロセスを聴く」ことが重要です。そのためには、綿密なコミュニケーションが欠かせません。

「毎週1時間」よりも、「毎朝15分」のミーティングがおすすめな理由

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