企業の成長力を示すランキング 2位はLIXIL、1位は？
» 2021年04月21日 15時15分 公開
[ITmedia]
日経リサーチ（東京都千代田区）は、企業の成長力を示すブランド・グロース指数（以下、BG指数）を開発し、指標を使った成長力ランキングを公開した。その結果、ランキング1位にアップルジャパン、2位にLIXILが選ばれた。
BG指数は、2011年から10年間のブランド力を表す総合評価の平均に、上昇度合いを加味した独自指標。日経リサーチは、この指標を使った成長力ランキングを公開した。
LIXILは11年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生した。勢いスコアが全体1位で、この10年でブランドが浸透したことがうかがえる。
上位を見ると、アップルジャパンに代表される、スマートフォンを起点に各種周辺機器・サービスを提供している企業と、LIXILをはじめ、ダイソンやアイリスオーヤマといった生活者視点で商品開発を続ける企業がランクインする結果となった。
11年は東日本大震災があり、20年は新型コロナウイルスの感染拡大で、生活様式や消費行動が大きく様変わりした。この間に通信手段の主流となったスマホを中心に、各種メディアのデジタル化やキャッシュレス化、EC市場の拡大などが進み、企業のコミュニケーション手段も変化した。
また生活者の間では、「安心・安全」「健康」「清潔」を志向する意識の高まりを見せている。コロナ禍の終わりが見えない中、ブランドの価値がどう変化するのか、注目される。
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