さて2.5リッターのガソリン4気筒+PHVのほうはどうかといえば、こちらのスペックはシステム合計でディーゼル以上である。エンジン出力、141kW(191ps)/6000。261Nm(26.6kgfm)/2400rpm。モーター出力129kW(175ps)/5500rpm。270Nm(27.5kgfm/4000rpm)。数値から予想される通り、加速は、当然のごとく6気筒ディーゼル以上で相当速い。これなら「濃い味好み」の北米マーケットでも十分期待に応えられるだろう。
こと音質に関する限り、6気筒の奏でる音には敵うまいと思っていたら、こちらはこちらで高回転域ではレーシングエンジンのような炸裂感のあるエグゾーストノートで、これはこれで別種の赴きがある。まあ今時エンジンの音が良いとか書くと「アナクロニズムだ」と絡む人が出てくるかもしれないが、「音」は人の五感にとっては重要な要素で、総合的にみればそれは必要なものだとマツダは主張している。
例えば恋愛映画のクライマックスシーンで、笑点のテーマが掛かったら人は感動できるだろうか? 無音であることの価値がないとはいわないが、人が能動的に機械をコントロールする場面に限っていえば「無音であることが良い」とは限らない。それは公共交通機関にパッセンジャーとして乗っている状態とは違う。人は五感を通じて外界とコミュニケーションを取りながら機械を操縦するのである。「今この機械は大きな出力を出している」ということを自然に五感でセンシングしておくことは重要なことだ。止まっている時も、0-100キロ加速を2秒台で行う時も全く変わることなく「無音」では、危険領域に無自覚に入ってしまうリスクを高める。
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マツダは、30年時点のEVの生産比率を25%と大幅に上方修正した。ではなぜマツダはそれだけEVの比率を大きく再発表したのかといえば、これは政府によるパワハラの疑いが濃厚である。
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そもそもMX-30に与えられた使命は、電動化の牽引役だ。年明けにはいよいよ国内でもEVが出る。これは以前プロトタイプに乗ったが、スーパーハンドリングマシーンと呼べる出来になるはずである。次の時代に向けた実験的取り組みは、全てこのMX-30がテストベッドになる。そのクルマの基礎素養がこれだけ好もしいものであったことで、期待は高まろうというものだ。
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マツダのオンライン決算発表が行われた。販売台数ダウン、減収減益という中で、決算内容そのものは課題だけでなく、光明が見えるものだった。
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