次はシャシー技術の話。こちらもブランニューのシャシーなので、全体の狙いはどこにあるのかの検分から入り、基本構成をさっくりと舐めて、考え方の新しい部分を説明していく。
具体的には人間中心の話、身体拡張の話、それを実現するためにやるべきこと、そのための剛性バランス、あるいは剛性の連続性の話と質量バランスの設計、ロールとピッチングの考え方とまとめて、そこにマツダの次世代技術である「キネマティックポスチャーコントロール(KPC)」の話も網羅しなくてはならないだろう。余談として運転のフィードバックに必要な音の設計の話も入るならば入れたい。
ここまで書いてようやく実車検分に移る。乗ってどうだったのか? それを書き終わって、総括をしてようやく1本の原稿である。
論理の積み上げ説明として考えれば、ここまでの項目立ては、順番を守らなくてはならないのだけれど、一方で報道協定で4月7日まで記事化しない約束で取材しているという現実の事情もある。テストコースに呼ばれた書き手によるインプレッションが、7日にはすでにWebに大量に掲載されているだろう。
ITmedia ビジネスオンラインのコンテンツとしての競争力を考えれば、順番にこだわって「乗ってどうだったか」の話を先送りにすると情報の鮮度が落ちてしまう。読者だってそこが一番聞きたいはずだ。となればここを最初に書かないと読者の期待に応えられない。
ということで、極めて恐ろしい分量が予想されるこの記事なのだが、諸般の都合で、大事なことをいろいろ置き去りにしつつ、まずはインプレッションから書き始めたほうが良さそうだ。そして多分1本目はそのあたりで文字量限界になっていったん終了する。
さて、要するに、ここまで書いた全部がCX-60の記事の目次ということになるのだが、ここまでですでに記事1本の半分の文字量を費やしている。
ロードスター990S 7年越しの回答
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