「ポケモン化石博物館」は巡回展で、21年7月から9月にかけて北海道の三笠市立博物館での展示を皮切りに、21年10月から22年1月には島根県立三瓶自然館で、22年3〜6月には東京・上野の国立科学博物館でも展示されていた。
いずれもポケモンに登場する「化石ポケモン」と、実際の化石を比較展示したものだ。作中の化石と、現実の化石の類似点や相違点を整理することによって、現実の化石発掘や恐竜の生態がどうであったかを学べるようにした。
豊橋市自然史博物館の学芸員で、自身も化石発掘の専門家として学術監修した一田昌宏さんは、「通常の特別展に比べ10倍以上のペースでの入込客数となっている。ポケモンを通じ、自然科学の基礎である『観察』と『比較』を学ぶのに最適の場なので、多くの子どもたちに来場してもらえるとうれしい」と話す。
「ポケモン化石博物館」は夏休みの盛夏に向け、来場者数の伸びが予想される。「EX 旅のコンテンツポータル」では、当日券よりも安価で専用入場口がある前売り券を870円で販売している。
今夏は6月末から40度近い酷暑に見舞われ、8月に入ってからも記録的なぺースの暑さが続いている。その中で、昨年に引き続き「納涼」と「人混み回避」を軸にしたJR東海の観光施策がどのような反響を得るか。他社の動向も含め注視したい。
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