このグダグダな状況を打破すべく高橋社長が会見に臨んだわけなのですが、これは事故対応としては異例と言える原因判明前のトップ会見であり、これまた「総務省からのご意見もあり、影響範囲も大きいのでいち早く社長の私から伝えた方がいいというお話があった」(高橋社長)という、何とも主体性に欠けるものだったのです。
この会見で高橋社長は「西日本は午前11時ごろに復旧作業終了、東日本も午後5時30分ごろ復旧作業終了予定」とあらためて「復旧見通し」を示したのですが、事態は見通し通りの収拾に向かうことなく3日中の回復を望む多くの利用者の期待をまたもや裏切ることになりました。
翌7月4日に新たな問題(交換機から加入者データベースへの不要な過剰信号)が判明し(公表は復旧後)、復旧はさらに延びてKDDIが通信規制を解除し「概ね復旧」としたのは同日午後3時。さらに全面復旧は翌5日の午後3時36分でした。障害の発生から実に86時間後のことだったのです。
金子総務相は5日の会見でKDDIの利用者対応について「通信事業者としての責任を十分に果たしたとはいえない」「内容、手段、頻度、いずれにしても利用者の不安を解消するために工夫の余地があった」とあらためて強い遺憾の意を示しています。
ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」
タイガーとサーモスの「炭酸対応ボトル」、猛暑で販売好調 節電ニーズも追い風に
“ナメクジ事件”で話題の「大阪王将」への保健所検査、抜き打ちじゃなかった 理由は?
餃子の王将「大阪王将の運営元とは別会社」 “ナメクジ事件”でレビュー荒らしの被害に
“限界地銀“を食い物に? SBI「地方創生トライアングル戦略」の中身の薄さ
SMBCとSBIの“似たもの提携”、見え隠れする「力技」と「したたかさ」の戦い
日よけ設置に補助金──「日本一暑い街」埼玉県熊谷市の暑さ対策事業がユニーク
ダイキンが推奨するエアコンの風向きは? 節電のコツは「温度ムラの抑制」
連日の猛暑、売れ筋の暑さ対策グッズは? ロフトに聞いた
テレビ朝日、家庭の電力使用量グラフから「テレビ」削除で物議 「丁寧さに欠けていた」
野村総研、「テレビ消せばエアコンの1.7倍の節電効果」レポートに注意喚起 「11年前とは家電の性能が異なる」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング