通常プランを月額3000円から3700円への値上げすると発表したスポーツ動画配信サービス「DAZN」。格闘技やボクシングなどマイナースポーツの配信に限定した格安プラン「DAZN Global」(月額980円)も同時に発表した一方で、英プレミアリーグ(EPL)、欧州チャンピオンズリーグ(CL)・ヨーロッパリーグ(EL)など人気が高いサッカーコンテンツの放映権を相次いで喪失しながら、2年連続の値上げに踏み切った経営判断に批判が集まっている。
噴出する批判とは裏腹に、運営元のDAZN Japan Investment(東京都港区)の山田学エグゼクティブバイスプレジデントは「前年の値上げで一定の解約はあったが、想定より少なかった」との受け止めを示す。その一因とみられるのが、人気の高いEPL関連コンテンツの存続だ。DAZNはリーグ戦の放映権の代わりに、国内カップ戦などの放映権を獲得した。
特にユーザーから好評なのが、EPL解説番組「プレミアリーグフリークス」。フリーアナウンサーの野村明弘氏がMCを務め、日本語が堪能な英国人コメンテーターのベン・メイブリー氏とともに注目の試合や選手を徹底解説する番組として、DAZNのオリジナルコンテンツの中でも高い人気を誇っていた。
だが、韓国ECLAT MEDIA GROUPの日本法人LIVE SPORTS MEDIA(LSM、東京都港区)が手掛ける動画配信サービス「SPOTV NOW」が今季から3シーズンにわたってEPLリーグ戦の独占放映権を獲得したことで、状況は一変。番組の行方に暗雲が立ち込めたものの、最終的に存続となった。
DAZN運営元は番組継続の理由を「ファンの皆さまにより深くイングランドサッカーをお楽しみいただけるようトーク中心の情報番組として継続となった」と話す。
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