順位 | 前回順位 | メーカー | 製品名 |
---|---|---|---|
1位 | 2 | カシオ計算機 | EX-Z90 |
2位 | 3 | キヤノン | IXY 10S |
3位 | 5 | ソニー | DSC-W350 |
4位 | 1 | キヤノン | IXY DIGITAL 110 IS |
5位 | 4 | キヤノン | IXY DIGITAL 930 IS |
6位 | 8 | ニコン | COOLPIX S6000 |
7位 | 9 | カシオ計算機 | EX-Z2000 |
8位 | 6 | 富士フイルム | FINEPIX Z300 |
9位 | 10 | パナソニック | DMC-FX66 |
10位 | 7 | 富士フイルム | FINEPIX Z700EXR |
GfK Japan調べによる、コンパクトデジカメ販売ランキングをまとめた。ランクインしている機種自体は先週から変化がないものの、カシオ計算機「EX-Z90」が首位に、前回首位だったキヤノン「IXY DIGITAL 110 IS」が4位になるなど、“落ち着かない”ランキングとなっている。
さて4月も半ばを過ぎ、そろそろGWの行楽が気になる時期。以前にこちらの記事(→デジカメ情報店頭直送:全部入り「DSC-HX5V」が人気――春は「暗所に強い」がキーワード)で店頭の販売員へコンパクトデジタルカメラの選び方を尋ねた際、「目的や用途を明確にしてから製品選びをすることがポイント」という話を紹介したが、今回のランキングに登場している機種で、「春の行楽へ持っていくなら」という目的を挙げた際に注目すべき機種が何かを考えてみよう。
行楽へ持っていく際、まずチェックしておきたいのはレンズの焦点距離と大きさだろう。今春のモデルは「暗所に強い」をアピールする製品が多いが、行楽写真といえば基本として屋外での写真になるだろうし(もちろん夜景などを撮影することもあるだろうが、メインではないだろう)、大きすぎるモデルはそもそも旅行に持ち出すのに適していない。
大きさに関して言えば、今回ランクインしている10機種で携帯に適していないモデルはない。3.5型液晶を搭載し、比較的大柄な「FINEPIX Z700EXR」(レビュー)でもサイズは98.1(幅)×59(高さ)×20.3(奥行き、最薄部16.9)ミリ、約141グラム(本体のみ)だ。
レンズの焦点距離は購入する前にぜひとも確認しておきたい。広角側に強ければ記念写真など複数人数をワンフレームに収めるのに便利であるし、望遠側に強ければ名所旧跡などを尋ねた際に遠方の被写体も手軽にズームアップして撮影できる。一眼レフ用交換レンズでは18〜200ミリといった広角/望遠の双方に強いものもあるが、ボディサイズに制限のあるコンパクトデジカメではなかなか双方は望めない。ちなみに、今回のランキングに登場している機種のレンズの焦点距離(および倍率)をまとめると下のようになる。
製品名 | 焦点距離(35ミリ相当) | 倍率 |
---|---|---|
EX-Z90 | 35〜105ミリ | 3倍 |
IXY 10S | 24〜120ミリ | 5倍 |
DSC-W350 | 26〜105ミリ | 4倍 |
IXY DIGITAL 110 IS | 35〜105ミリ | 3倍 |
IXY DIGITAL 930 IS | 24〜120ミリ | 5倍 |
COOLPIX S6000 | 28〜196ミリ | 7倍 |
EX-Z2000 | 26〜130ミリ | 4倍 |
FINEPIX Z300 | 36〜180ミリ | 5倍 |
DMC-FX66 | 25〜125ミリ | 5倍 |
FINEPIX Z700EXR | 35〜175ミリ | 5倍 |
並べて比較すると、COOLPIX S6000の28〜196ミリ(7倍ズーム)が数値的に頭ひとつ抜けていることが分かる。COOLPIX S6000は7倍という高倍率ズームレンズを搭載しながらも厚さも25ミリと抑えられており、軽快に持ち運べる。また、「5倍ズーム」の機種は数が多いものの、それぞれの焦点距離は異なっていることに注目だ。広角側を使う機会が多いのか、望遠側を使う機会が多いのか、店頭などでは「○倍ズーム」という文字だけではなく、主に使うシーンをイメージし、焦点距離に注意しておくべきだろう。
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