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» 2011年07月06日 08時30分 公開

初心者もハイアマも満足、懐の広さが魅力の1台――ソニー「NEX-C3」 (3/4)

[荻窪圭,ITmedia]

NEXは極めて「優秀なコンデジ」である

 NEXという存在は、デジタル一眼レフとコンデジの間をうまく埋めていると思う。デジタル一眼レフ並の画質を持ちながら、チルト式液晶モニタならではのアングルの写真も撮れるし、散歩用カメラとしては格段に軽くて小さい。

 わたしにとってはレンズ交換ができるハイエンドコンデジだ。コンデジ感覚で気軽に適当に使えるんだけど、撮像素子はAPS-Cサイズだから十分使える写真が撮れる。そのうえ液晶モニタが上下に動くので、身体に鞭打たなくても自由なアングルで撮れる。これは素晴らしいことだ。

 NEX-C3はNEX-3の後継機だが、前モデルよりターゲットが幅広くなり、セカンドカメラ層やハイアマチュア層にも使いやすい、懐の広さを持ったカメラになった。NEX-5の後継機がどうなるか分からないのでなんともいえないが、スナップ用、お散歩用カメラとして、サイズ的にもクオリティ的にもお勧めできる。

 難点はレンズの種類がなかなか増えないこと。今回、NEX-C3と同時に30ミリ/F3.5のコンパクトなマクロレンズ「E30mm F3.5 Macro」も発表されたが、販売開始は秋。2012年末までのレンズロードマップは公開されているが、ミラーレス一眼のライバルであるマイクロフォーサーズ組のレンズの充実度を見ると、もうちょっと投入スピードを早めて欲しいと思う。

作例(1) マイフォトスタイル

 NEX-C3といえばiAUTOとそこにある「マイフォトスタイル」だろう、ということで、ひたすらそんな作例から。

photophoto 左がiAUTOノーマル(1/250秒 F13 ISO250)、右が明るさを少しマイナスにして鮮やかさを最大に(1/640秒 F8 -0.7 ISO200)。iAUTOで風景と認識されても、さらに空を青くしたいときは明るさを少し落として彩度を上げる。するとこの通り。フルオートなのにあれこれいじれるのがC3の楽しさといえよう
photophoto 左はiAUTO&背景ぼかしを使って少し絞り込み(1/100秒 F14 ISO200)、右はさらにピクチャーエフェクトで「ポップ」を適用(1/125秒 F14 ISO200)。この2枚、ピントの山が違うのだけれども、iAUTOではマルチAFしか使えないので、任意の位置にピントを合わせるのは難しい。ここだけはカメラまかせ。ポップにするとくっきりと色鮮やかになる
photophoto 左はiAUTOノーマル(1/160秒 F4.5 ISO250)、右はぼかしコントロールで思い切り絞り込み(1/20秒 F32 ISO1600)。1枚目はF4.5でISO250。ぼかしコントロールで思い切り絞り込んだ方はISO1600でF32。F32までいくと後ろまでピントが合うのでよけい遠近感が泣くなって面白い。「ぼかしコントロール」は絞り値が表示されないので、不用意にかけるとISO1600まであがったりシャッタースピードが遅くなるので注意
photophoto 左はiAUTOノーマル(1/320秒 F6.3 -0.3 ISO200)、右はさらにマイナスの補正をかけて(「トイカメラ」適用。1/500秒 F9 -1 ISO200)。トイカメラモードで撮った方が田舎の川っぽくなるのが面白いところ。「E18-200mm F3.5-6.3 OSS」を装着し、望遠端で撮影
photophoto 左はiAUTOノーマル(1/500秒 F7.1 ISO200)、右は「ハイキー」適用(1/160秒 F6.3 ISO200)。レンズは「E16mm F2.8」。ハイキー時は露出を上げるのでその分ISO感度もあがる

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